泣いてはいけない
ユーチューブで世界ウイグル会議参加者のデモを見た、デモはいい。女性レポーターに白けた。感情が高まったためか、取材中、彼女は顔面中、涙全開なのだ。ジャーナリストは情緒に流されてはいけない。対照的に、デモ参加者のウイグル人たちは涙ひとつ流さない。
泣けるうちはまだいいのだ。ウイグル独立とは安易に涙すら流せない長期の戦いになる。私はウイグルの正義と中国の弾圧に涙する彼女の口から「日本政府は不正義に加担する一切の対中援助を中止せよ!」との発言を聞きたかった。それは世界でただ一か国日本だけが声を大にして叫びうるスローガンだったからである。
世界大会が東京で開催されたこの機会にこそ、我が日本政府に対して、中国援助中止を叫ぶべきであった。この怒りの声だけが開催地の主権者たる日本国民が海を越えて、発信しなければならないメッセージだったのではないのか。
現在、大手企業の対中投資をバックアップするために国際協力銀行は公的援助「海外投融資制度」(ODA)を積極的に活用しようとしている。そのトップに就任したのが奥田碩トヨタ前会長(経団連元会長)であることの意味は小さくない。
すでに、財界経団連と中国政府はステークホルダー(利益共有関係)。それを如実に表すのが、昨年度、EU,米国からの投資が激減するなか、日本だけがこれに逆らうように50%近い投資増であったという事実である。
泣いている場合ではない。
ジャーナリストが報ずるべきは、対中援助の犯罪性と増大する中国投資のリスクではないのか。
頼むから勉強してください。
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【次回の講演会】
6月10日(日)
午後2時半~4時半
場所 文京シビックスカイホール[26階]
参加費 3000円
テーマ
●どこに行く日中関係
●大阪「ハシモト現象」と分裂に向かう「保守」
民主党政権が誕生した時、このブログに「中国にとって盆と正月が来たようなもの」と書きましたが、事実、彼らは絶好のチャンスとばかりに、国家論なき民主党から「取れるものは取る」という姿勢で、東シナ海における不法な資源開発や、中国向け援助までも大々的に復活させることに成功しました。
日中関係はそれまでの自民党主導の関係から一変したのですが、その中国は今秋、新たに習近平体制が誕生し、日本は日本で、橋本大阪市長が率いる維新の会が政界の再編の中軸に浮上してきました。そうした中、「保守」はさらに分解を深めつつあります。
今のままなら「純正保守」なるものは万年保守の代名詞にとどまる可能性が大きいと見るべきでしょう。
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