ブッシュ・シニア
一昨日行われた『南京の真実』完成試写会は大成功だったようです。関係者の方々、参加された方々、お疲れ様でした。さらに第二回、三回と成功させていきましょう。
ニューヨークフィルハーモニーが2月25日から訪朝して、翌日26日には首都ピョンヤンでコンサートを開きます。コンサートの模様は全世界に中継され、長く敵対関係にあった米国と北朝鮮の『友好』が演出されることになります。
フィルハーモニーの公演を背後で仕切ったのは「コリアソサエティ」というニューヨークにあるコリアロビーです。トップにいるのはドナルド・グレッグという元駐韓大使で、ブッシュ大統領の父親であるブッシュ・シニアの朝鮮政策のブレーンでもあります。
グレッグは何回も訪朝した経歴をもつ北朝鮮の『古い友人』のひとりです。昨年北朝鮮外務省がシニアの北朝鮮訪問を正式に招請している事実はテイクノートしておくべきです。
ライス(国務長官)・ヒル(国務次官補)らの国務省ラインだけではなく、大統領の個人的な外交チャンネルの動向も慎重に目配りしておく必要がありそうです。米中関係の「正常化」の際にも、ピンポン外交という「民間外交」が先行した事実を忘れてはいけません。
たびたび宣伝めいて恐縮ですが、「敵国になり得る国米国」(PHP研究所)を参考に。
お勧め本です。
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』(宮崎正弘・KKベストセラーズ 1600円税別)
在野のチャイナウオッチャーの第一人者である宮崎さんの最新作です。中国の内外の諸矛盾がいずれは破綻するとして、日本企業の中国からの撤退が強く警告されています。宮崎さんと面識を得たのは数年前の『チャンネル桜』の討論会で同席してからで、番組内では毎回、常に地図やパネル、それに現地取材で撮影してきた写真を紹介されていて、説得力があります。本のなかにも宮崎氏が現地で自身で撮影した写真が挿入されています。
中国経済の実態、共産党、解放軍の知られざる内幕、また中国の旺盛な資源外交の姿など
いずれもコンパクトにまとめられていて、これ1冊でほぼ現在中国がかかえる深刻な問題が理解できるはずです。
なかでも、巻末のエピローグ「対岸の火事では済まされない」は短いものの、ぜひ熟読していただきたい。今後も対日工作が活発化し、反日暴動の再発は必至である。またブッシュの北朝鮮政策は『米中蜜月時代』を象徴する出来事であり、米国の力を衰退が日本、台湾だけではなく、アジア全体に影響を与えることなどが危機感をこめて、指摘されているからです。ここまで相互依存関係を深めた日本や世界にとってチャイナリスクの深刻さを考えるうえでも参考になり得る一冊です。
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