「NKの会」講演
在野で長く朝鮮研究を行ってきた「NKの会」で講演をさせていただきました。会員メンバーは朝鮮研究の権威の方ばかりで、話す私のほうが恐縮してしまうようなハイレベルな顔ぶれでした。
中心テーマは3つ。
①「中国と北朝鮮の現実の関係」
②「胡錦濤に謝罪をさせられた金正日とは」
③「朝鮮有事と中国の対応」
です。
①については国際的孤立化と経済の解体が進む北が、唯一の「支援国」である中国に首根っこをおさえられ、朝貢化が進んでいること
②その具体例として、昨年11月中国外務省系列の国際情報誌「世界知識」が金正日の露骨な米国接近と中国外しに対して怒りの特集を組んでいること、今年1月の王家瑞・中国中央連絡部部長の訪朝の際、金が「中国との信義を裏切らない」と誓約させられている事実などをあげておきました。
話がヒートアップしたのは③です。金亡き後、北朝鮮国内が混乱した際に、中国軍がどう動くのか、これが参加者の間で大論争になり、知的刺激に満ちた3時間となりました。
間違いなく、北朝鮮は崩壊に向かって、進んでいます。「将軍様」金正日のカリスマ性の崩壊化と指導力のなさ、それと権力基盤の喪失が表面化してきました。
私は5年前から米中関係の関数としての朝鮮半島問題を指摘してきました。そうした見方を「北朝鮮処分」「拉致処分」、そして今年1月に刊行した「敵国になり得る国米国」であきらかにしてきましたが、それがようやく一般にもコンセンサスを得てきたことを実感しました。
ポスト金の時代を現実的に想定して、朝鮮半島を観察することの重要性と緊急性を改めて確認した1日でした。在日の方々の口から「朝鮮民族千年の敵は中国」との本音も飛び出しました。「朝鮮村」は優しい方ばかりでした。ありがとうございました。またやりましょう。
(中国と北朝鮮の実際の関係については「おほやけ」最新号に書きました)
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