調査会の旗

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(昨日、特定失踪者問題調査会の緊急集会がありました。荒木代表が「拉致事件の本質と解決への道」と題して救援運動を巡るさまざま諸問題について発言をしています。詳しくはネットでご覧ください。
以下の原稿は荒木さんが5月6日の「調査会NEWS625」に発表した「救出運動は政府と一体化してはならない」を読んだ後に書いたものです)

荒木和博特定問題調査会代表の声明を読んだ。極めて原則的で、真っ当な発言であり、私はこの声明を100%支持します。
ここで多少、荒木さんとの最初の出会いについて触れておきたい。私がそもそも米国と中国の関係の絡みのなかで、朝鮮半島動向を分析したのは5年前に上梓した「北朝鮮処分」(祥伝社)が最初である。以後「拉致処分」(ビジネス社)「敵国になり得る国米国」(PHP研究所)と続く。

正直、私の本の中ではこの種の朝鮮半島モノの売れ行きあまりよくない。だが情報関係者や、拉致問題の当事者らの間では視点が新鮮だったせいか、割と話題になり、彼らが主催する勉強会や市民向けの講演会などに時々は呼ばれるようになったのである。そんなころ、荒木さんから連絡があった。
「新鮮な視点で感動しました。ついては一度お会いできませんか」というご連絡をいただいたのである。彼はこのようにいつも謙虚である。

で、飯田橋のエドモンドホテルの1階の喫茶店で始めて名刺交換をした。その際、荒木氏から「北朝鮮処分」のなかで触れた幾つかの箇所について掘り下げた質問があった。通常なら答えない。筆者にとって書いたものがその段階では公開可能なギリギリの内容だからである。だが、私はこのときだけは例外的に禁を破り、オープンに取材の裏話をあきらかにしたことをいまでも記憶している。理由はわかっている。それは荒木氏の拉致問題解決にかける情熱が半端なものではないことを知っていたからだ。

荒木氏は奥様の荒木信子さんと共著で「親日派のための弁明」(草思社)を翻訳し、監修している。この本は売れた。そして印税も入った。そしてそれはすべて特定失踪者調査会の設立資金に当てられたのである。それだけではない。そもそも10年以上も前に、彼が拉致家族救援組織を立ちあげた主要メンバーであったことは誰もが知っている。映画「めぐみ」を見ていただいた方はお分かりだと思う、自民党本部で野中広務幹事長(当時)に抗議した若き日の彼の姿が映っている。

6年前の9月17日。拉致は世間に認知された。「救う会」など救援組織も社会に認められた。だが闇に捨てられたままの人たちがいた。それが「特定失踪者」と家族の方々だった。その現実を前にして、荒木氏と彼の同志たちは再び最も困難な戦いに身を投じたのである。それは先の見えない暗いトンネルの中に向かって進むようなものだったはずだ。そうして生まれたのが特定失踪者問題調査会だった。

私は彼らの存在と戦いを誇りに思う。「いかなる困難があろうとも全ての日本人を奪還し助け出す」。調査会の掲げる不屈の闘いの旗こそすべての日本人の誇りである。今後も私にできることはなんでもやる。
最後に、これだけは書いておかねばならない。拉致で名をあげて上に向かって「堕落した」人たちがいる。だが、凍土の国に閉じ込められたままの同胞たちは決して彼らが世に出るために存在しているわけではないのである。自明のことではないか。





荒木和博BLOG
「救出運動は政府と一体化してはならない」
 http://araki.way-nifty.com/araki/2008/05/post_561c.html
「本日の集会レジメ」
 http://araki.way-nifty.com/araki/2008/05/post_3f34.html




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