「毛沢東と西郷隆盛」

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締め切り集中。
(1)来月発売予定の「表現者」に「毛沢東と西郷隆盛」を書きました。前号から連載中のコラムで、今回で2回目。
毛と西郷。一見なんの関係もないように見える二人が実はアジア近代史の地下水脈の部分で密かに合流していたのでは、というモチーフを活字にしたものです。日本の側からも日中関係史の見直しが必要です。「表現者」の自由な編集方針はいい。もう「左」だ「右」だと罵り合っている場合ではありません。というよりもそうした政治的パラダイムが現実性を喪失しているような気がします。同誌の課題はこの編集方針に賛同してくれる読者をどう育てるのか、だと思います。ぜひ、若い方々に読んでいただきたい。
同じく来月発売の宝島リアルに「阿Qたちの攘夷・魯迅の読み方」(仮題)を書きます。また「撃論」には「米中『安保』で窮地に立つ日本」を。
ブッシュ政権の北朝鮮テロ国家指定の解除が早ければ今月中にも行われるはずです。黒船がその姿を現しつつあります。さらに掘り下げて知りたい方は「敵国になり得る国 米国」(PHP研究所)を参考にしてください。

(2)胡錦濤の中国を批判するのはわかります。ですが、そこで「福島みずほ」を叩いても単なるフラストレーションの発散にすぎない。中国版ノーメンクラツーラ(赤い貴族)の「好朋友」が国際的なビッグビジネスであることに気付くべきです。

その中国で社会不安が醸成されつつあります。マグマは排外主義となって爆発するのか、それとも政府に向かうのか。結論を急ぐことには慎重であるべきですが、胡政権にとって北京五輪開催は諸刃の刃になろうとしています。

(3)NHKで司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」が映像化されるとか。司馬さんの著作はほぼ全部読破しているのですが、なぜか人気本として名前が挙がるのは「燃えよ、剣」(土方歳三)とか「竜馬がゆく」(坂本竜馬)、あるいは「峠」(河井継之助)などの英雄物語が多く、それはそれで青年時代に貪り読んだものですが、面白いといえば断然「俄」です。浪速の伝説的侠客・明石屋万吉を主人公にしたこの小説の面白さは他に類を見ないほどで、私の愛読書のひとつです。司馬氏も楽しみながら書いているのがわかります。
(4)司馬氏と並んで読み漁ったのが松本清張でした。この人は短編がいい。読ませるのが「証言」と「張り込み」です。過去東宝で映画化されています。映画といえば、「黄色い風土」(講談社文庫)も、鶴田浩二主演で作品化されているのですが、残念なことにこれだけは見ていないのです。どこかで上映予定があれば一報ください。




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北京五輪後に何かが起こる
8月23日、発売

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敵国になり得る国・米国

中国の黒いワナ (別冊宝島Real 73)

誰も報じない中国の真実 (OAK MOOK 180 撃論ムック)

ニッポンの恥! [別冊宝島Real] (別冊宝島Real 75)

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