季節の変わり目
寝ておりました
前回の『毛沢東と西郷隆盛』を書いたのは実は3日前、一昨日から体調不良でいくつかの仕事関係のアポを急遽取り消させていただいた。関係者の方々にお詫び申し上げます。今月は多忙でした。
(1)前回司馬遼太郎氏の著作のなかで、西郷さんと西南戦争について書かれた『翔ぶがごとく』には触れなかった。失礼だがこれは大多数の識者が指摘するように失敗作である。というよりも近代主義者だった司馬氏には西郷と言う人を尊敬する思いはあっても、その実像を理解しえる枠組みがなかったのだろう。
西郷とはなにか。ただ一言で言えば、星になった男である。全ての西郷論はここから出発すべきではないのでしょうか。
(2)櫻林美佐さんが先週の桜の報道ワイドウイークエンドのコラムの中で、この西郷伝説にふれていましたが、その櫻林さんと二回目の桜プロジェクトをやることに。27日(火)の午後8時から1時間半の放送です。今回は97年、金日成死去からちょうど3年目の喪に服していた北朝鮮を訪問した際のビデオを元に解説をさせていただきます。
そのなかに日本から北に拉致された田口八重子さんたちが最初に上陸した南浦港と西海閘門もあります。これは金正日が父親の古希祝いに建設したと言われていますが、そうならおかしい。自主思想の塔とか凱旋門など革命記念碑ならともかく、こんな実用性の高い港を父親のために建設する意味があったのか。86年、建設に関わった人民軍の膨大な犠牲を代償に、西海閘門は完成します。以後ここを通過して5万トンクラスの船舶が南浦港に入港できるようになったのです。ではなぜ突貫工事だったのか、なぜ5万トン船なのか。背後にあったのは現在同様に変動する東アジア情勢でした。そんな話をさせていただきます。
(3)桜も最近はユーチューブとかニコニコとかに投稿されるせいか、認知度が高まっています。残念ですが地上波の幼稚化、痴呆化はすすむ一方で、それだけに左右の政治的立場を超えて、硬質な報道が求められています。マスコミを批判するのは簡単ですが、これを乗り越えるには相当のパワーが必要です。ですが大手スポンサーがないということで、これほど自由な取材と発言を許されるものなのか、桜に出演させていただくたびに、そう実感しています。桜を『右翼放送』と悪罵する人たちは自分たちがどれほど自由に番組を制作しているのかを見せてください。
来週は火曜日放映の「桜プロジェクト」のキャスター、土曜日の報道ワイドウイークエンドで『青木直人の仁義なき大放談』、そして、週末の『討論×3』(崩壊の予兆か?中国の行方)に出演します。でもなぜ地上波はこういう専門家を集めて(タレントではなく)本格的なデスカッションをしないのでしょうかね。
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