義和団再来

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前回のブログを見た方は驚かれたことと思います。いきなり新刊の表紙がドーンと表れてきて、他に何も説明がなかったからです。これは私と山本さんの意思の疎通が図られなかったためで、本の解説文を彼に送る前に、本表紙の紹介が先に行われてしまったというわけなのです。申し訳ない。
「北京五輪後に何かが起こる」というタイトルで伝えたかったのは、これから中国の社会的政治的な不安が高まるであろうという予感です。中でも今後注目なのは経済状態の悪化です。
このままなら中国は悪質なスタグフレーションに直面することになるはずです。
そうなると、日本との経済関係、投資関係に大きな影響が及ぶことは必至で、にもかかわらず進出した外国企業、なかでも日本企業はそうしたリスクを充分に自覚しているのかどうか。ここが危惧されるところであります。
特にこの本の中で日本企業のサンプルとして取り上げたのは倒産したヤオハンと森ビルの対中ビジネスについてでした。詳しくは本書を読んでいただければわかりますが、日本のメディアはこの日本で最大規模の民間投資の蹉跌について全くといって良いほど取材も検証作業も放棄したままです。
それでいて、安易に日中経済不可分論や経済互恵関係だけを強調するのは単なる能天気な宣伝に過ぎず、およそ批判精神を伴ったジャーナリストの仕事とは言えそうにありません。人脈の国中国の陥穽。それがなんであったのか、を熟読していただきたい。
私はいま中国市場経済が生み出す社会矛盾の標的に外国企業が選ばれる可能性と予感をひしひしと感じています。

日本政府と北朝鮮政府の拉致協議が「進展」したようです。
近いうちにレポートしますが、ここではひとつだけ。
中山恭子さんへの一方的な思い入れは捨てた方がいい。彼女は政府機関の単なる歯車にすぎない。彼女の意思が福田首相のそれに優越することはないのです。
福田はダメだが、中山さん頑張れ!コールを聞くたびに、ライスとヒルが悪いのであってブッシュ大統領はいい人だという「妄想」を思い起こします。だが今になって誰もが気づいたはずです。ライスもヒルもブッシュも結局は同じ穴の狢だったと。

頼むは怒れる国民の正義のみ。一官僚の「良心」にあらず。
戦の一字あるのみ。

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北京五輪後に何かが起こる
8月23日、発売

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