お知らせ
残暑が厳しく、夏バテがなかなか回復しません。とは言え、特に夏休みがあるわけもなく、気合を入れてまた仕事に取り掛からなければなりません。締め切りが集中しています。
さて、以前お伝えしたように、私のブログは今年の11月でちょうど1年を迎えることになります。当初から「1年間は続けます」とお約束してきましたが、熟考の末、11月一杯で一旦このブログは閉鎖します。詳細はまたこの場でご報告させていただきます。
後、3ヶ月間お付き合いください。よろしくお願いします。
23日に発売された「北京五輪後に何かが起こる」(PHP研究所)の中で倒産した上海ヤオハンについて触れました。同社は中国投資を強く願う北京中央指導部の政治的思惑によって、開発中だった上海浦東新区の中でもトップクラスのロケーションに位置する場所を手に入れることに成功し、ここにアジア最大規模の百貨店を建設しました。ですが、この場所はもともとは、国有企業の労働者たちが住んでいたところで、当局の意向で強制的に住民を排除し、地上げされた場所だったのです。
日本国民のまったく知らないこうした事実を当事者である上海の地元市民は忘れていませんでした。こうしたスタート段階の経緯から同社は市民の激しい怨嗟の的となり、その事業も税関や地元流通業者からもさまざまな形の嫌がらせと妨害に直面し続けていました。
中国では今全国各地で、政府と住民の間で開発を大義名分にした地上げが最大の政治問題になっていますが、すでに10年以上も前に、上海ヤオハンの進出に際して、同じような事態が起こっていたのです。
和田会長は航空写真を机の上において、「ここがいい」と建設予定地にマル印をつけたと関係者は証言します。そしてこの和田ビジネスの顧問こそ、外務省チャイナスクールの一員であった橋本元中国大使でした。彼は天皇陛下訪中の仕掛け人にして、天安門事件による日本のODA停止を解除させた外務官僚でもありました。
こうしたショッキングなヤオハンビジネスの実態も倒産後10年目にして、今回私が活字にするまで一切表に出ることはありませんでした。メディア関係者も能天気に「ジャーナリスト宣言」などとマスターベーションに浸っているだけでいいのでしょうか。まず取材ありきです。これから中国経済の失速に伴い、こんな話はどんどん出てきます。大手の新聞テレビがそれをちゃんと報道するのかどうかは疑問ですが。
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