初秋の益田から
ある読者の方からメールが届きました。「ブログ閉鎖と聞いて、落胆したが、いずれ再開して動画配信やニューズレターも出すということなのでワクワクしています」とありました。
ありがとうございます。励みにさせていただきます。
①夏も終わったかと思えば、あわただしい出来事が続きます。
北京五輪が終わり、中国政府の綱渡りの経済政策が本格化します。インフレ対策から
成長路線への修正は二兎を追いながら、一兎も得ずという結果になりそうです。注目すべきはこうした経済政策の背後に共産党内の諸勢力の政治闘争が潜んでいることです。
いまや共産党は13億の国民全ての利益を代表しえる政党ではないのです。
成長路線に政策が転換したのは党内のネオキャピタリスト集団の巻き返しによるものです。
その一方、毛沢東派のリーダーだった華国鋒元主席が死去しました。私は彼が来日した際にすぐ近くで見ているのですが、彼の死亡を伝えるメディアのなかに清潔な作風を賞賛したものが少なくありません。党内でこれまで以上に左派バネが蠢動しつつあり、彼らは行き過ぎた市場化に大反対、さらに外資の跳梁跋扈にも強い反発を見せています。
近著「北京五輪後に何かが起こる」の中で指摘しておいた義和団的社会風潮が華国鋒賞賛報道の背後に存在しています。
この秋はいくつかの経営者相手の講演会で、中国経済の行方についてお話します。ただしいずれも会員制で、一般の方は入場できません。ごめんなさい。
②福田総理が退任しました。自民党の迷走が続きます。民主党も含め政界は溶解状態です。
さかのぼれば、幕末、世襲制によって形成されたエリート集団たる幕府官僚たちの危機感のなさと現状が重なります。
もう頭でっかちの「エリート」は入りません。必要なのは腹です。政治家の胆力こそが問われています。とはいえ、これからある程度の期間、なんでもありの政局が始まります。
③チャンネル桜のことが話題になっています。これからどういう事態になろうとも、このメディアが果たしたパイオニア精神は正当に評価されるべきです。私には桜の存在は「保守」、メディアというよりも、しっかり取材したファクトを充分な時間をかけて話すことのできる自由な媒体でありました。桜がなければ、「拉致処分」のからくりや日中友好利権の話、それに加藤紘一や河野洋平のチャイナロビイストの正体などを明らかにすることは困難でした。投稿動画を見ればよくもまあ、ここまであれこれ喋らせてくれたな、と改めて驚嘆する思いです。
④名前を聞けば誰でも知っている某政治団体で、東アジア情勢全般と日米関係について「講義」させていただきます。お聞きになる方はハイレベルな方々ばかりなので、気合をいれてレジュメを作成中です。
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