遊撃戦論
ある中国人老コミュニストから朝鮮戦争当時、中国義勇軍と北朝鮮人民軍の実際の関係がどうであったのか、を聞く機会がありました。当然と言えば当然なのですが、「栄光の人民軍」の実態は敗残兵そのもので、戦争開始から4月目にして、急遽結成された中朝両国軍の関係はおよそ同盟軍といえるようなものではなく、酷評すれば、現地の『傭兵』レベルの扱いでした。
そればかりか義勇軍総司令の彭徳懐は両国の幹部の面前で金日成を面罵、一説には『この若造が!』と手を上げたとまで伝えられているのです。このあたりの詳細については26日のライブで詳しく話しますが、私たちはそろそろ中朝両国の『血で固められた友誼』『唇歯の関係』というレトリックから自由にならなければならない。
いまや金不在の北朝鮮と労働党は急速に北京の磁石に引き寄せられています。
毛がなぜ鴨緑江を超えたのか。中国には中国独自の参戦理由があり、そこにこそ、彼らにとって朝鮮半島の戦略的意味があるのです。この意味を解読することがこれからの半島動向を分析するためには不可欠です。
毛の『遊撃戦論』(中公文庫)の一読を薦めます。
この点で面白いのは、在日の文化人、ジャーナリストの方々がまず例外なく、中国の祖国に対する覇権的外交について言及しないことです。お馴染みの姜尚中東大教授もオリンピック前夜、地方紙に配信された共同通信の記事の中で、中国を鯨にたとえて、その行方が世界の将来を左右すると書いています。ですが、こんなものは別に今さら解説していただかなくても、誰もがわかっていること。聞きたいのは『人間サファリ』に象徴的な周辺諸民族に対する大漢民族主義の露骨さをひとりのコリアンとして、或いは在日韓国朝鮮人としてどう考えるのか、ということなのです。
米国や日本バッシングには熱心な在日左派系識者がなぜか中国については口をつぐむ。およそ愛国者の姿とは言えません。彼らはいずれこの件で踏み絵を踏まされるはずです。
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トークライブ「義和団再来か?、中華ナチズムか? 震撼する中国と瀕死の北朝鮮を探る」
日程:2008年10月26日(日)
場所:東京・阿佐ヶ谷ロフトA http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-16-B1 03-5929-3445
時間:Open12:00 / Start13:00-end15:30
料金:¥2000(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com
【出演】
青木 直人(ジャーナリスト、著書に「中国利権のタブー」「北朝鮮処分」「敵国になり得る国・米国」「北京五輪後に何かが起こる」他)http:// aoki.trycomp.com/
佐藤 悟志(司会/政治活動家)http://www.blue-wolves.org/
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