田母神空将とブルーリボン

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これは特定失踪者問題調査会の荒木和博氏が主催している「戦略情報研究所」の情報誌「おほやけ」に掲載された記事です。
内容の重要性からもここに転載しておきます。

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朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」が18日、田母神俊雄・前航空幕僚長の論文に対して、初の論評を掲載している。中味は「日本政府が再発防止の気持ちをもっているのなら、各中学で歪曲された歴史教科書を用いて学ばせることを優先的に中止すべきだ」というもの。
北がこうした論評を掲載した場合、日本人はまたか、いつものことだ、と考えてしまい、その意図を深くは忖度しない。だがそれでいいのか。
文中にある「歪曲された歴史教科書」とは「従軍慰安婦」と「朝鮮人強制連行」が記載されていない最近の教材で、このふたつのテーマについて、それぞれ実証的に疑問符がつけられ、これまでの記述が訂正されたという経緯がある。

なぜ北は田母神氏の発言にかみつくのか。日本との正常化で手にする経済支援の金額をさらに上乗せしたいがためであり、日本が国際社会にアピールしようとしている日本人拉致問題を「相対化」したい狙いのためだ。
日本が拉致を人道問題として騒ぐのなら、我々は「日帝36年の歴史的犯罪性」を告発する。これを言いたいのである。
拉致という人権問題を封じ込めるために、北は日帝支配の犯罪性という歴史カードで対抗しようと懸命である。
そもそも抗日民族解放闘争こそ北朝鮮の金体制の正当性の根拠である。それだけに歪曲された歴史観だろうがなんだろうが、彼らは国連など国際機関を通じて、日本バッシングの歴史キャンペーンを繰り広げてゆくだろう。

労働新聞のこの記事の狙いもその一貫であり、日本の中学生の教科書に「日本政府が認めた」「従軍慰安婦」と「強制連行」の「歴史的事実」が明記されなければならないと主張するのである。
北は来るべき米朝「和解」と6者協議の場でも、日本の突きつける拉致問題には、居直りつつ、逆に日本人の「歴史的犯罪性」をアピールすることで、問題を棚上げしてくるはずだ。
注意すべきは参加国の韓国はいうまでもなく、中国も、ロシアも、そして米国もこの歴史認識を共有していることにある。北は歴史カードで日本を孤立させようとしている。
日本の国会もメディアも、労働党新聞の応援団として田母神バッシングに呼号しているだけなのだ。

米国でオバマ民主党政権が誕生した。すでに北はオバマ新大統領との直接頂上会談を提案している。民主党はクリントン元大統領の訪中以来、天安門事件の「人権」ではなく、それに代わって「日本軍国主義との戦い」を相互確認することで、中国指導部と和解した実績をもつ。当然、田母神氏的な歴史観には批判的である。
(これについては最近私がチャンネル桜支援の講演会で詳細に話している。投稿画像か
同社のS-TVを参考にしていただきたい。自画自賛するようだが非常に高い評価をいただいている)
この点に関して言えば、6者協議参加国のうち、日本以外の各国は皆、戦勝国であり、日本の「敵」であった。彼らが自らの「正義の歴史」を否定することなどありえない。
ブッシュ政権で北朝鮮「和解」を現場でしかけたヒル国務次官補は北の拉致をとがめる日本に対して、北朝鮮「侵略」を激しく批判したという。
拉致で孤立する北にとって、「歴史認識」は日本を逆に孤立化させ、日本からさらなる援助を手にするための最大のカードとなりつつある。

私は田母神氏の公表された論文の全てに賛同しているわけではない。だが彼が国会という「裁きの場」において、我らがブルーリボンを胸に、議員たちの不勉強で、予定調和な質問に対して、毅然として自己の信念を述べられたことに対しては深い敬意を表わしたい。
あのブルーリボンは不当に拉致された同胞を奪還することこそが我々自衛隊員の任務なのだと言う武人・田母神氏からのメッセージである。
そしてこれだけ入っておかねばならない。
田母神空将が批判した戦後の歴史観、なかでも村山談話と河野談話のうち、後者の河野洋平は田母神氏を糾弾した国会・衆議院の議長である。
彼はいまも現職の国会議員であり、三権の長・衆議院議長のポストにいる。東京裁判史観を微塵も疑うことのない「日本の良心」「本物のリベラル」河野は、二年前、日本の最有力中国経済ロビー「国貿促」の新会長に就任し、直ちに中国を訪問して、胡錦濤国家主席の前でこう語ったのである。
「国貿促会員企業の中国ビジネス参入にご配慮を」。うそではない。この発言は会見の翌日の人民日報1面に掲載されている。そればかりか、河野は帰国後、胡錦濤の依頼に答えて、
先進国にはどこにも無い「北京五輪を支援する国会議員の会」を立ち上げ、その会長に就任したのである。チベット弾圧など、どこの国の話か、と言わんばかりの露骨さである。

まだある。この男はいまも衆議院議長として、国家公務員としては最高額の給与を手にし、同時にまた、国貿捉会長として、同会からも膨大な謝礼を受け取っているのである。河野はすでに今季での引退を宣言している。当然そうなれば、退職金が支払われるだろう。その金額も一般庶民とは無縁の膨大な額になるはずである。
無責任な河野談話を公表し、北京の指導者たちに朝貢した彼の「売国的」な政治責任はこれまで一切問われることはなかった。こんな男が「日本の良心」とされたのだ。その倒錯の裏にあるのが田母神バッシングなのである。
私は田母神批判に狂奔する議員にも、マスコミにも言いたいことがある。
田母神俊雄と河野洋平。
一体日本の国益を売ったのはどちらなのか、真に退職金を返済すべきは誰なのか、と。

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日本会議立川支部・講演会
演題:五輪後の中国情勢
講師:青木直人氏
(国際ジャーナリスト)

日時:平成20年11月22日(土)午後2時00分〜4時30分
会場:立川市女性総合センター・アイム5F、第3学習室
立川市曙町2−3−2 ℡ 042−528−6801   
共催:日本会議東京都多摩地区協議会   
資料代:500円      




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中国の黒いワナ (別冊宝島Real 73)

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