2009年1月記事一覧

業界の景気は悪い

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年賀状の整理をしていると、大手出版社で仕事をしている知り合いのフリーランス記者からの葉書を発見。
「世間も不景気ですが、こちらもいつまでこの雑誌が続くのかわからない不安な年明けです」

新聞もテレビも雑誌も構造的な問題を抱えていて、経営悪化に歯止めがかからない。
とはいえ、情報それ自体が不要になったわけではない。マスコミの報道に頼らなくても、いまや、ネットで必要なニュースはいくらでも手に入る。国民の情報環境とマスメディアの現実の落差はもはや埋めようもないほど乖離している。
そもそも、マスを相手にしてきた報道スタイル自身がバブル的なのだ。別に情報を必要としない人の口にまで無理してニュースを押し込むようなことをする必要はないのだ。
必要な人が必要な情報をコストを払って、手に入れる。これが情報の送り手と受け手の本来の関係ではないのか。

そんなことを考えたのは、ニューズレターの申し込みに書かれたメールを読んだからである。申し込みをされた方は圧倒的に、ユーチューブなど投稿画像で見た、興奮して次々に見て、さらに本も買って読んでいるという涙の出そうな人たちばかりなのである。旧来の新聞やテレビという媒体を経由せずに、ネット空間を通じて「青木直人」を認知したというのである。

感想もまた嗚咽モノである。山口百恵さんが中国文化部から密かに招待されていて、それは中国共産党の対日政策の一環だったという話には「目から鱗が落ちた」。
田原総一郎さんの「朝ナマ」に中国の軍情報機関の工作員が登場して、堂々と日本の歴史認識を糾弾したという話には「とても地上波では聞けないことばかり」「テレビの王様は裸なんですね」と書かれてある。
それもこれも、マスコミとはべつに成長を続けるインターネットのお陰である。

活字で、または動画で、私の書いたもの、話したものを知って「目から鱗が落ちた」のは、これまで誰も報じなかったからである。
知るということは本来面白いことなのだ。だが既成のメディアはそれに答えていない。広告主と代理店からの圧力が理由である。
経営危機はさらにスポンサーに過剰な配慮をした番組と記事を乱発させることになるはずだ。だが、それで読者にカネを出せというのはいくらなんでも無理筋である。
私はこれからも、誰も書かないことを書いていく。
「ニューズレター・チャイナ」の方針といえばこれだけである。




青木直人へのメールはこちら
ニューズレターの事前申し込みはこちら
(送信フォームがエラーになるという方、また海外在住で住所欄に記入出来ないという方、対処しましたのでご面倒ですがご確認下さい)





「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

ダボスにて

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スイスで開催されている世界経済フォーラム(ダボス会議)に出席し、初日に講演を行った温家宝首相はこう話しています。
「世界経済危機が中国にも大きな影響を与えている」
「今後は都市の失業問題が最大の問題になる」。
中国のメディアは昨年12月の「中央経済工作会議」以来、「信心」「確信」という言葉を多用しはじめました。経済回復とそれを実現する決意を示す言葉で、温首相のこの欧州訪問も「確信の旅」と呼ばれています。この種の報道は97年にタイで発生したアジア金融危機以来、10年ぶりのことです。

事態は深刻です。中国首脳が国際ビッグビジネスの集まりで、自国の経済危機に言及し、さらに経済矛盾は都市の失業問題となって表面化すると言明しているのです。
その先にあるのは間違いなく、社会不安の高まりでしょう。

ここまで中国首脳は警戒感をもって、自国の経済状態を見ているのですが、それでも日本企業のなかには大手メディアの言う「中国の消費は底堅い。内需が成長を牽引する」との「見通し」を本気で信じている方が少なくない。これは驚きです。

権威なるものに対する盲従。自分の頭で考えない依頼心。あの中国なら、私たちの常識では軽々に判断できないような現象があっても不思議ではない。
こうした根拠のない心理がいまも蔓延しています。

新聞やテレビの報道が、これではいけないと考える現場で働く柔軟な発想の青年たちの奮起に期待します。

ひきつづき「ニューズレターチャイナ」の購読申し込みを行っています。
ここ数日、メールの山に圧倒されています。必ずご返事は書かせていただきますので。




青木直人へのメールはこちら
ニューズレターの事前申し込みはこちら

事務的なご連絡です

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「ニューズレター・チャイナ」の創刊をお伝えしたところ、この数日で相当数の方から問い合わせと購読申し込みのご連絡をいただきました。ありがとうございます。
皆さん、真面目な方ばかりで、メールを読んでいるだけで励まされます。大学生から年金生活者の方まで、東京から地方、或いは海外まで、お住まいはそれぞれですが、あらためて、私のこのブログをいかに多くの方が読んでおられるのかを実感しています。

いただいたメールはすべて私が直接目を通して、ご返事差し上げています。まだ受け取っていらっしゃらない方はいましばらくお待ち願います。時間のある限り、メールを書いています。

ご連絡いただいた方々には一定のフォーマットに必要事項を記入していただき、仮登録していただければ、見本誌を発送させていただきます。もちろんこの段階では購読料は発生しません。あくまで「見本」の配布の段階です。フォーマットの送付は近々中に行います。
ご協力のほどよろしくお願いします。

「ニューズレター・チャイナ」は原則的には月に2回、緊急時には「特別号」を別に送ります。また動画配信も別に考えています。とにかく、最新の情報と正確な分析を定期的に行いたいというのが大目標で、最低でも3月からスタートを予定しています。

オバマ政権が誕生して、1週間。注目のヒラリー・クリントン国務長官が「外交では中国ファースト」「経済分野以外でも協調関係を強化していく」と発言したばかりです。
米中「同盟」論がようやく日本でも認知されたのはいいのですが、やれ閣僚が中国語が出来るかどうかとか、そのレベルの分析が多すぎます。
ヒラリー発言にはある種の政治的背景があり、財界エスタブリッシュメントからは政府に対して、早くも公然と「対中関与をさらに拡大せよ」との圧力が高まりつつある。ここがポイントです。

おりしも今年は米中正常化30周年の節目になる年です。両国間の交流はさらに急増するでしょう。クリントンの就任以来の発言をトレースしてみれば、明らかに米国は「日本処分」にシフトを始めています。「敵国になり得る国米国」で描いたシナリオがスタートするのです。先ごろの王家瑞中連部長の北朝鮮訪問もそうした文脈で理解すべきです。

米中両国は一面で警戒しつつ、大枠ではアジアにおける非核と東アジア共同体志向の小沢民主党政権の登場を歓迎することになるでしょう。なかでも中国の胡錦濤ら共青団ラインは従来から深いパイプをもつ小沢一郎首相の誕生を拍手で迎えるはずです。民主党と中国の関係も書きます。間違いなく対中ODAは名前を変えて、復活します。
こうした大きな流れの中で田母神前空幕長の「粛清」は実行されたのです。このリアリズムに自覚的でありたいものです。


近日中にこのあたりのニュースと解説をすでにご連絡いただいている方々には送付させていただきます。パソコンよりも、ファックスで、という方はこちらで。
購読希望の方で、まだ私たちに連絡をされていない方は下記のアドレスにコンタクト願います。

情報誌を通じて、広い意味のアソシエイションを作りたいというのが私たちの思いでもあります。他では読めない話ばかりが書いてあります。ちゃんと取材さえしていれば、この程度のことはいくらでも書けるのだというサンプルをお見せします。

以後、ご支援のほど、よろしくお願いします。
                            1月30日
                            青木直人

メールアドレスに関しては、こちらをご覧ください。







「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

お礼

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ニューズレターの創刊をお伝えしたところ、1日でかなりの反響をいただきました。ありがとうございます。こちらが恐縮するほど、高い評価をいただき、感謝に耐えません。
情報に左右の色分けはありません。あるのは受け取る側の政治的立場だけです。
私はこの情報誌の発行を通じて、小さくてもいい、質のいいものを発信していきたいと考えています。読者も採算が取れば、一定数で構いません。

情報の真偽を最後に決定するのは「事実」です。どんな予想や分析をしたところで、最後は具体的なファクトによってそれが正しかったかどうかは検証されるのです。
ジャーナリストが採点されるべきは情報の精度と分析予想の確かさです。それ以外になにがあるわけではありません。左右の政治的スタンスを強調することで、分析の貧弱さを糊塗してはなりません。

現在この30年間にわたる米中両国の人事交流リストを作成中です。米中経済同盟論はほぼ認知されたようですが、これからどうなるのか、どういう矛盾が生まれるのか、については掘り下げた言及が見当たらないようです。
この読みが今度の日本の立ち位置を考える場合最大のポイントになるはずです。




メールアドレスに関しては、こちらをご覧ください。






「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

「ニューズレター・チャイナ」

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ブッシュ前政権の北朝鮮テロ支援国家指定解除と対北朝鮮融和姿勢のオバマ政権の誕生で、朝鮮半島情勢にも変化が現れ始めました。
国連開発計画(UNDP)の執行理事会が22日、一昨年から資金の不正流用を理由に、中断していた北朝鮮支援、なかでもエネルギー支援などを再開することを決定しました。
いずれはピョンヤンに連絡事務所開設も実現するでしょう。
UNDPと北朝鮮支援の関係は「終わらない対中援助」のなかでも触れています。関心のある方は手にとって見てください。

問題はこうした「北との対話」ムードがこれから本格的に醸成されてくるであろうということです。当然、そうした「世論」もつくられていくはずです。
ですが、こうした国際的動向にはたしてどこまで拉致問題の関係団体が自覚的であるのかどうか、ここが危惧されるところです。

救援団体が正確に情勢をつかみ、主導権を握っていないと、「拉致処分」などいつでもいかようにでも可能になるでしょう。昨年あれほど盛り上がった「フリーチベット」の叫びはもうほとんど聞こえてはきません。現実にチベットにおける弾圧はなにひとつ変わっていないのにもかかわらず、です。

いまのままなら国民の中にはフツフツとたぎるような拉致への怒りが存在していても、それを大きく一本にまとめえる戦略的な中心軸が不在のため、情勢によっては家族会を含め内部を個別分断されかねない危うさを感じざるをえないのです。

昨日金正日総書記と王家瑞中連部長の会見報道に触れましたが、中国と北朝鮮、北朝鮮と米国、そして米国と中国。この三国志のパワーゲームを読み取っていかないと、拉致問題も日本国内でこれほどの高まりがあるにもかかわらず、一気に国際社会から「話し合い」「正常化」の外堀を埋められかねないのが現状です。

私は今後このブログではこうした諸情勢に詳しく触れることはしません。その種の深い分析は有料のニューズレターに掲載します。本来ならそうした情勢分析は「救う会全国評議会」がなすべきことなのですが、充分な期待に答えているとは到底いえないのが実態です。

拉致問題の団体の関係者ですらない私(私は「特定失踪者問題調査会」のメンバーでもありません)ですが、これまで「北朝鮮処分」「拉致処分」「敵国になり得る国米国」で朝鮮半島をめぐる米中のパワーゲームを紹介し、今回の「終わらない対中援助」のなかで「日朝正常化」利権と具体的なプロジェクトに触れておきました。
なんとか視野狭窄な運動団体の分析を中国をもうひとりの主役にしたリアルなものにしていきたいというのが本音だったのですが、「パクりんぼ」でも書いたように、皆さんが同じことを言い始めているようなので、私は職業としてのジャーナリストに帰ります。
ボランティアは最低限にします。


今後の朝鮮半島における100年ぶりのパワーゲームには拉致問題とは別に、ひとりの時代の目撃者として重大な関心をもっています。

冒頭の「ニューズレター・チャイナ」はこれから発行する情報誌のタイトルです。以後、順次、購読料、発行回数、口座などをお知らせしていきます。
(このなかから一定額を「しおかぜ」にカンパします)

またこの件について要望などがあれば、新規にメールアドレスを立ち上げましたので、そちらにご連絡を。必要なら私からもご返事差し上げます。
また2月8日の新宿ロフトのライブで聞きたいテーマがあれば、これも知らせてください。

以上

メールアドレスに関しては、こちらをご覧ください。






「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

忙中暇あり

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勝手気ままにいつでも書くことのできるブログと違って、仕事として書かせていただいている原稿には締め切りがあり、またゲラの確認という作業も付随する。
今週は毎日締め切りで、約束した動画配信もまだ出来ていない。申し訳ないです。
仕事の合間に新聞や雑誌に目を通していますが、相も変わらず中国の動向に対して能天気な「分析」が目立ちます。本当に日本は大丈夫かよ、と思わずにはいられません。

さて、原稿に集中しているときでも、ニュースは入ってきます。
まず金正日の会見報道です。王家瑞中国共産党中央連絡部部長と彼が会った事実が大々的に報道されています。この件については別の機会にまとめて論じます。こうした話をブログで書き始めると、ニューズレターがいつまでたってもスタートしません(笑い)
ただ、依然として、今回も公開されたのは、写真だけで動画は配信されていません。また新華社が配信した写真のうち、すでに削除されたものがあり、同時に金と王が会談同行者と撮影した記念写真では金総書記の足だけが浮かんで写っています。

緊急経済支援と引き換えに、中国側の配信を許可したものの、最高首脳の健康に関わる事項だけに北朝鮮のナーバスな検閲ぶりがうかがえます。

会談はオバマ政権誕生にあわせた中朝連携の「演出」です。胡錦濤総書記に訪中要請に「金が笑顔で快諾した」というのはいつものリップサービス。私たちが手紙を書く際に「前略」と始めるように、単なる慣用句にすぎません。訪中も可能なほど健康であるとのパフォーマンスです。

産経新聞の報道では、中国の遺棄化学兵器修理作業が中断されたとか。当然です。「終わりのない援助」でも指摘していますが、ODAを中心にした援助には政治が不在なのです。官僚の匙かげんでいかようにも処理されてきたのです。
小泉首相の対中ODA(円借款)中止は政治の決断でしたが、援助それ自体があたかも日本の国際的職務であり、崇高な理念であるかのような誤解がいまも氾濫しています。
遺棄化学兵器問題も河野洋平衆議院議長が外務大臣当時に、ろくな調査もせずに、全額処理を日本のカネでやるとしたプロジェクトでした。
だが、その媚中政治家である河野が衆議院議長の地位にありながら、同時に日本の有力対中経済ロビー「国貿捉」の会長として、胡錦濤や温家宝ら中国首脳と会見、会員企業の中国ビジネスの仲介をしている事実はまだまだ一般には知られていません。彼は今現在も同会の会長として膨大な謝礼を手にしている政治家なのですが、こういう人物が、「日本の良心」「真のリベラル」ともてはやされている現実はまるで漫画そのものです。
河野はこれまで問題の河野談話以外にこの遺棄化学兵器処理を日本人の血税でやると約束し、小泉首相の靖国神社参拝に噛み付き、世界でただ一カ国「北京五輪を支援する国会議員の会」を立ち上げ、会長に就任した人物です。
この中国への多大な貢献こそが、国貿捉会長就任とメダルの表裏なのです。
こういう銭ゲバの中国屋を日本の大手メディアは決して叩かない。それは露骨な党派性に満ちた報道であり、ジャーナリズムの自殺なのですが、それをやると、「善意の中国・謝罪もしない日本」という自らが作り上げた虚構を脅かすことになるがゆえに、彼らはこの欺瞞に口を閉ざすばかりです。商品にもなりえない「欠陥報道」が河野洋平を守っている。この構図が一変しない限り、欺瞞的な戦後体制は終わらないでしょう。







「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

「パクりんぼ」

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ネット上に、弘兼憲史さんの『島耕作』シリーズ(講談社)に青木さんが話しているような話がごろごろでてくる。たとえばキッシンジャーアソシエイツなどがそうだが、もしかして青木さんはこれに協力していたのだろうか、あるいはゴーストで関わっていたのか、などの疑問の声があがっています。

私はネットでのあれこれを読むことはあっても、基本的にはノータッチというスタンスなのですが、この件についてだけは考えることもあり、このブログを通じて、疑問に答えておきます。
ご指摘のシリーズには私も目をとおしています。
(具体的には「取締役島耕作」「常務島耕作」それぞれ2002年から05年まで「週刊モーニング」に連載)
結論から言えば、この記述は私の著書からのパクリです。私は「島耕作」本の原案企画等々には一切関与も協力もしていません。もちろん、ゴーストでもありません。そもそも私はこれまでゴーストライターなるものを経験したことはないのです。
同時にまた原作者の引兼憲史さんからもこの件では一切連絡をいただいたこともありません。
上述の2冊は『島耕作』の中国ビジネス編というべき内容で、ここで無断引用されているのは、2002年の6月に私が『実業之日本社』から刊行した「人脈で読む中国の真実」の記述です。
本書のなかでは中国政府の田中角栄に対する高い評価や、キッシンジャーら米国政府要人たちの対中人脈、さらに中国経済の本質的脆弱性についても触れました。こうした記述がピックアップされ、コミックの中で私の知らないうちに使われていたのです。

「人脈で読む中国の真実」は私の二冊目の単行本ですが、現在は絶版中で、担当編集者も同社をすでに退社しています。この本に関心があればアマゾンでチェックしてみてください。
多分、この本が業界的に話題にされ、弘兼さんたちに注目されたのは、私の処女作「日本の中国援助・ODA」が玄人筋から高い評価をいただいていたせいだと思います。
たとえば、ノンフィクション作家の工藤美代子さんから「この本は面白いから、ぜひ読んでみたら」と某大手経済新聞の幹部から薦められたとお聞きしたことがありますし、森本敏拓殖大学教授、加瀬英明さん、古森義久さんたち識者の方々から直接お褒めいただいたという経緯がありました。

話を戻すと、私はもともとコミックは読まないため、「島耕作」の記述のなかに、こういう事実があったことを知らなかったのですが、ある編集者からそのことを聞いて始めて「島耕作」本の現物を手にとることになりました。作品の内容を確かめてみて、確かに、私以外にこうした諸事実を公にしているジャーナリストはいないことから、無断引用であると判断し、親しい弁護士に「人脈で読む中国の真実」と「島耕作」を精読していただき、確認したところ、『間違いなくパクリ。訴えるか?勝てるぞ』とアドバイスされたのでした。
ですが、それはそれで私の書いたものを弘兼さんが、評価してくれたからであろうと、好意的に自分を納得させ、この件は最終的に法的には問題にはしませんでした。

パクリはいまも多いです、つい最近も中国韓国情報について書いている人気ブログに私の発言が無断で大幅に引用されていて、読者の方が投稿で抗議しておられます。
また著名な学者が私の『田中角栄と毛沢東』の記述を公然とパクりつつ、田中失脚は資源と対中外交であるとあたかも自説のように『堂々と』講演しておられます。
またこれも田中角栄をタイトルにつけた文庫本のなかで、無断で私の本のなかの記述が2ページちかくも抜き書きされていて、勝手に引用されています。それでいて、参考文献にはその事実は一切掲載されていません。
彼はあたかも自分のスクープのように読者に対して誇りたかったのでしょうね。この方は佐高信さんと親しい『リベラル』なライターとして知られた方です。
すごい世界でしょう(笑い)。この業界は。

サヨクばかりではありません。ホシュもひどいですよ。この間、ある旧知の編集者が言うには『青木さんの「敵国になり得る国米国」を、これまで米中対決を言っていた連中が、隠れてこっそり読んで、それまでの自説を修正し始めている』とか。
これが事実かどうかはわかりません。ただ、西尾幹二さんは刊行直後に丁重なお手紙をくださり、そのなかには「米中関係を表面的に書いたものはあるが、青木さんの本は、詳細に事実を掘り下げて、そのうえで、ではこの現実に対して、日本はどうするのか、という主体性が明確に打ち出されている。そこに感動した」し、「勉強になった」と書かれてありました。また「あの本のリアリズムには誰も対抗できないよ」とも。
こうした公平な姿勢には励まされます。

私が情報の秘匿性をいやでも考えざるを得ないのはここにあるのです。
グルメの世界は「美味しんぼ」ですが、メディアの世界は「パクりんぼ」。
当然そうした現実を前提にすれば、特定の個人や企業に言及する際に、細心の取材と裏づけが不可欠で、そうした情報をネット空間で流すことにはいやでも慎重にならざるをえないのです。世界はパクリに満ちている。この現実をご理解ください。

講演も事情は変わりません。ほとんどの方がマイク持参で座っておられます。これでは「ここだけの話」がここだけではすまなくなります。専門家の方も少なくない。「青木さんの講演は情報関係者のオンパレード」(荒木和博特定失踪者問題調査会代表)だそうです(笑い)。

ちょっと待て あなたの側に パクりんぼ





人脈で読む中国の真実―食い込むアメリカ食われる日本
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田中角栄と毛沢東―日中外交暗闘の30年
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「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

伊勢丹上海撤退

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先日上海市当局から公開された経済数字が関係者の間で話題になっています。
本年度の成長率は9%。これが中国一の成長率を誇る上海の当局の希望的な?予想です。いうまでもないのですが、二桁成長が普通だった上海としては近年では最低の数字です。上海市も経済の底割れを認めざるをえないのです。実数はさらに下がるでしょう。
(一部のエコノミストたちは中国の内需が世界を牽引するなどと気がふれたような妄言をくりかえしています。騙されてはいけません。大嘘です。これについては来月発売の
『VOICE』の拙論を参考にしてください。彼らはいずれ事実によって予想が裏切られた後も、いけしゃーしゃーとメディアに登場して、恥ずることはないでしょう。こういう方々は所詮、メディア界を遊泳するだけの『プロレスラー』にすぎません。
彼らの言説を本気にして真剣勝負をしているなどと誤解してはいけません、誤解した方が笑われるでしょう。「えっ、あんた、本気にしていたの。スポンサーにまずいことが言えるわけがないでしょう」と。
ニューズレターではこういう『ファニーな』活字電波芸者の言説も遡上にあげます)


その関連で言えば、鳴り物入りで中国に進出した日本など外国企業の経営内容はほとんど正確に報道されていません。たとえば上海の浦西地域のメインストリートで営業していた伊勢丹。先月中旬に同社が店舗をクローズした事実はほとんどニュースになっていないし、この意味が正確に理解されていません。

或いはこれも私が熱心に取材してきた森ビルの関わる上海世界金融センタービルの経営状態も一部のメディアでしか取り上げられていない。というよりも、目につくのは同社とタイアップしたよいしょ記事ばかりです。センター周辺では現在、注目すべき動きがあるのですが、こうした『インフォーメーション』も今後の上海経済の先行指標になり得るインテリジェンスに変換されていないのです。

店頭に並んだばかりの『終わらない対中援助』(PHP)の中でも触れたのですが、そもそもこの金融センターの実際の姿について新聞もテレビもまともな報道を行っていない。

「朝日新聞」も「読売新聞」も「日本経済新聞」も「毎日新聞」も「東京新聞」も、そしてさらには中国に強いはずの「産経新聞」も一切書いていないのです。
「赤福」の職業倫理をあれほど叩きながら、これではメディアの『赤福化』です。

報道とはそもそも帰納的であるべきです。つまり個々の事実をちゃんと調べ、こうした『点』をつなぎ合わせて、全体像を組み立てる。そのうえで、結論を出す。これこそが正道なのであり、『中国は賄賂社会』だとか『消費は小さい』とかそれはそうなのですが、こうした一般論を語るだけでは、もはや読者の求める具体的ケース、事項への関心を埋めることはできません。

ですが、経営悪化でメディアはこれまで以上にスポンサーに配慮した報道姿勢になりつつあります。それ以上に勇気をもって地道な取材のできる記者自体が激減しているのです。スクープ自体をやれるジャーナリストがいない。これは深刻です。
今後は情報を必要とする人たちだけに必要な情報を提供するという『宅配型』の発信が必要になるでしょう。冒頭の伊勢丹や森ビルの話はニューズレターで詳しく触れます。







フリーライター宮島理のプチ論壇 since1997
私の知人の宮島君のブログです。
宮島理さんは宝島で仕事をする際にいつもすばらしい仕切りをしてくれる青年です。時代を切り取るセンスは秀逸です。こうした若いフリーランスを私たち先輩がなんとか応援していきたいと考えています。

メルマガの登録は、http://www.mag2.com/m/0000064220.htmlから。







「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

動画

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この1年間、動画にアップされることが急増し、その結果、想像以上の方に『認知』され始めました。ユーチューブとかニコニコ動画の影響力はすさまじいものがあります。
この間は東名高速のSAのレストランで『青木先生ですね』と老齢のご夫婦に声をかけられ、
暮れには新宿の紀伊国屋書店で大学生数名にサインを懇願されました。
動画を『活用』しているのは同業者も同じで、私の担当の各出版社の編集者は一様に動画を定期的に企画用に観察しているようです。
北京、上海、台北、ワシントンからも『見ている』というメールが飛び込んできます。それは私のブログも同様で、これほど世界に向けて自己発信できるようになった時代を利用しない手はありません。
私は昨年から「いずれ中国有事が来る」と繰り返し発言してきました。有事の際の情報発信体制も着々と作り始めいます。現地から詳細な情報をコンスタントに入手し、これを加工して、レベルの高いインテリジェンスを作り出していきます。

今月は
18日 『終わりなき対中援助』発売

~25日 第一回目の動画配信
以後、月に数回、コンスタントに発信予定です。 
(たとえば1日と15日の2回、或いは1日、10日、20日の3回)
いまのところ、無料か有料かは未定

同時にペンディング中の単行本の企画を進めます。

2月は8日に新宿のロフトで第三回目のトークライブをやります。
朝鮮と中国有事は間違いなくおこります。これに溜飲を下げる向きもあり、その心情はよくわかるのですが、残念なことに(笑い)、日本がこれに無関係でいられるわけではありません。それがグルーバル化というものなのです。
単なる「チャンコロこの野郎」論は戦略なき攘夷論にすぎない。







「暴落する米国!蠢動する中国北朝鮮!
  新帝国主義時代の活路は新征韓論か?」

形式:トークライブ
日程:2009年02月08日(日)
場所:東京・新宿ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/
時間:Open13:00 / Start13:30-end16:30
料金:¥1500(飲食代別)※当日券のみ(予約不可)
主催:佐藤悟志/bluewolves.office@gmail.com

【出演】 青木直人(ジャーナリスト)
     佐藤悟志(司会)

1枚の葉書

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このお正月も何人かの政界関係者の方から『真面目に選挙に出馬することを考えてみませんか』と言われました。申し訳ないのですが、『考えてはおりません』。
『一体どの辺が政治家向きなのですか』と質問すると『青木さんは演説がうまい!』と褒められました(笑い)。笑ってしまいました。

私は今後もひとりのジャーナリストでありたいと思っています。
そもそも私が始めて原稿料というものをいただいたのは、30歳近くになってのことで、ラジオの放送原稿でした。TBSラジオの若者向け番組で、週に一回高校生から大学生向けに硬派な本の紹介と解説を書いていたのです。私の原稿を読み上げてくれたのがあの女優の宮崎淑子さんで、ラジオから彼女の声が聞こえてきたときには大感激でした。
最初の原稿料は10%の印税を引いて9000円でした。そのお金で以前からほしかった高額の専門書を買い、それを抱えて神保町の行きつけの喫茶店で、熱いモカコーヒーを飲みながら、こうした文筆業で生活できれば、すばらしいことだな、と思っていたのです。

私の仕事場の机の前には一枚の葉書が貼ってあります。私の熱心な読者の方からのお便りです。この方は私の処女作『日本の中国援助ODA』以来、一冊ももれなく全ての著作を買っていただいている人で、西日本のある城下町に住んでおられます。

『いつも青木さんの著作を楽しみに拝読しています。よくぞここまで掘り下げた取材を積み重ね、明快な結論を示してくれるものだと感服しています。日本はどうなるのだろうかと暗澹たる思いに駆られる毎日ですが、青木さんの書かれたものを読むことで、まだまだあきらめてはいけないと自戒しています。いつもは葉書の投函を嫁に頼むのですが、今日は杖をつきながらですが、自分でポストに投函させていただきます。青木さん、頑張れ』。

この80歳を超えた『ファン』の方の言葉に付け加えることはなにもありません。
私は今後もひとりのジャーナリストとして、こうした読者の方々の思いに答えていきたいと考えています。


終わらない対中援助
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古森 義久 青木 直人
PHP研究所
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お勧め本

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①「海をひらく」知られざる掃海部隊(桜林美佐・並木書房 1900円プラス税)

昨年チャンネル桜で短期間、キャスターをしていたのですが、その際アシスタントをしていた方が皆さんご存知のこの桜林さんです。近年の彼女の活躍ぶりは目を見張るばかりで、この『海をひらく』を一読した際も、よくここまで地道で、金銭的には報われない取材を長期間続けてきたものだという驚きが残りました。その奮闘の軌跡は巻末の参考資料を見るだけで一目です。内容は朝鮮戦争当時の自衛隊の隠された活躍ぶりから近年のペルシャ湾での掃海の実態を中心にまとめたもので、自衛隊の当事者がここまで当時の実態をあきらかにしたのははじめてではないでしょうか。半端な取材ではありません。

ノンフクションは経済的に報われることが少なく、初版の刷り部数も決して多いものではありません。そうしたこともあってか、最近は志をもった女性ライターの方の健闘が目立ちます。個人的には桜林さん以外に、大ベテランの工藤美代子さんや与那原恵さん、それに最近、桜林さんと同様に戦記モノの優れたレポートを上梓している笹幸恵さん(「女ひとり玉砕の島をゆく」)らに注目しています。桜林さんの著作からは報われることの少ない防人たちの姿をなんとしても伝えて行きたいという「使命感」が伝わってきます。この本はロングレンジで読み続けていただきたい。ぜひお手元に。

1月31日(土)には九段会館で恒例の「ひとり語りの会」が開催されます。
これは彼女が毎年開催している朗読で、年々熱心なファンが増えています。
料金 3000円(お茶とお菓子つき)
出しもの
『竜馬と蛍』
『体操のススメ』
ゲストは未定
(詳しくは彼女のHP(http://www.geocities.jp/misakura2666/)をご覧ください)

②GHQ焚書図書開封2(西尾幹二・徳間書店・1700円プラス税)
GHQにより発禁とされた戦前の歴史思想書を具体的に紹介することで、占領軍がなにを恐れ、敗戦国民である日本人に対してなにを『正史』として強要したのかがよくわかる。
西尾さんは心臓がよくない。それだけに、本書からは生あるうちになんとしても後世に伝えるべき事実を書き残しておきたいというひとりの知識人の使命感が伝わってくる。
占領軍に封印されたのは白人欧米諸国の侵略の歴史であり、帝国主義の実態である。それを告発した日本人の手になる歴史観は秦の始皇帝の焚書並みに埋葬されたのである。

ここにあるのは歴史の断絶である。『8・15.あの日夏の青空の下、日本は民主主義国として再出発した。貧しかったが希望があった』というあの偽善的な歴史観である。
継続されるべき歴史は敗戦と同時に人為的に『軍国主義の時代』と『民主主義の時代』に切り離された。そうした日本人向けの情報戦のひとつがこの焚書図書工作なのである。

本書の中でもお勧めは第8章、第9章の『アジア侵略の一全体像』、第10章の『太平洋侵略史』という6冊本シリーズ、そして第11章の「大川周明『米英東亜侵略史』を読む」である。白人諸国家の植民地支配の残酷さはこれほど露骨なものだったのだ。
田母神前空将の歴史観をバッシングした面々にこそ、この本の感想を聞きたいものである。欧米白人たちのアジア中東アフリカ進出と支配の酷さに言及しない田母神批判は無効である。それは自由な言論の『焚書』なのである。

『力による支配を強要する欧米諸国は文明ではない。野蛮である』。
西郷隆盛のこの言葉は今も私たちを励ます。私が鹿児島の城山にある南洲神社を始めて訪れたのは21才のときだった。以後30数年、ただの一日の例外もなく私は西郷ドンの熱烈な崇拝者である。


海をひらく
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桜林美佐
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5 日本人として知っておきたいこと。


GHQ焚書図書開封〈2〉
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西尾 幹二
徳間書店
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おすすめ度の平均: 5.0
5 本当の日本人に目覚める為、欧米の偽善をリアルに知る為に読むべき秀作です。
5 忘れさせられていた事実

動画配信について

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散々言うだけは言ってきた動画配信ですが、今月下旬に記念すべき(笑い)第一回目のそれを行います。発売されたばかりの『終わりなき対中援助』(PHP研究所)の宣伝と取材中の秘話・内幕を紹介します。
今回はユーチューブやニコニコでも見られるようにしたいと思っています。
これはいずれ単独で流すか、情報誌の『付録』にするのか、最終的な結論は出ていませんが、まずはスタートさせることを優先します。
いずれはこれまで取材してきた未発表の映像や写真も解説付きで、動画の中でお見せします。

胡錦濤党総書記が1月4日、人民警察部隊の幹部と会見し、『動乱に反対し、社会の安定を確保せよ!』と激を飛ばしました。某新聞によれば『人民警察部隊との会見は異例』と指摘していますが、もうすこし突込みがほしいところ。
それはなにかといえば、会見の政治的意味が
①社会動乱に際しては安定確保を最優先し、警察部隊により徹底的に封じ込める
②すでに指導部はそのためなら大規模な武力鎮圧も想定
と言う点にあるからです。
中国はやりますよ。徹底的に。それほど彼らの危機感は深い。
『何が社会主義か、なにが資本主義か』という党内路線論争を登小平が封印したのが92年、以後、党内矛盾と党と人民の間に横たわる矛盾はすべて『経済成長』の文字によって先延ばしされてきたのでした。
だが頼みの経済成長は本年度5%いくかどうか。マイナス成長との絶望的予想も登場してきているのです。
だがそれでいて党内に団結のムードはない。『上から急速に腐っている。もう革命でもしない限り、腐敗は止まらない』。最近コンタクトした共産党関係者の発言からも党内の実情が伺えます。

だが、会見にはもうひとつ隠された政治的外交的メッセージが込められているのです。
それは今回第二次天安門事件当時と同様な大規模鎮圧に際しては人民解放軍は原則的に使わないとの意向です。中国は事件から20年間、警察部隊の増強に努めてきました。それは西側の批判が『無抵抗の市民に対して戦車を含む解放軍が無慈悲な弾圧を加えた』ことにあったと判断したからなのです。鎮圧はやむをえなかった。だが軍を使ったのがまずかった。これが中国政府の総括だったのです。事実江沢民前総書記も海外の賓客に対して、そうした発言をしています。
問題は西側世論が警察による鎮圧に対して有効な批判が出来るのかどうか。『警察がデモ隊に暴力を振るっているのは中国だけではない。お前らの国も同じではないか』と反論されたらどうしますか。それでも批判すれば『内政干渉である。中国を侮辱するな』と「平成の義和団」たちが外国メディアや政府攻撃を始めるでしょう。
胡総書記、人民武装警察幹部と会見。5日の人民日報1面に掲載された記事にはこれだけの情報が秘められているのです。
動乱と流血は不可避です。人権重視の米国オバマ政権の対中融和外交は思わぬところで足を取られる可能性もあるのです。
こうした解説も今後、情報誌に書いていきます。
そんなことを思いながらテレビを見ていると、社民党の福島瑞穂が幼児のような顔をして、政府攻撃をしている映像が飛び込んできました。正月から悪いものを見てしまった思いです。

収奪されるジャパンマネー

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終わらない対中援助」(1470円・PHP研究所)の見本誌ができました。店頭発売は18日になります。
中国向け援助は08年度で「終わった」と思われています。しかしこれは事実ではありません。日本の対中援助には①二カ国間の政府レベルの援助②国際機関を通じた間接援助 の2種類がありますが、「終わった」のは①、つまりODA(政府開発援助)の90%を占めている円借款だけで、それ以外の無償援助と技術協力はいまも中断することなく、継続中で、しかも、援助団体のロビー工作もあって、今後も続く方向にあります。

いわんや②の国際機関からの援助はODA(円借款)中止という国策とは全く無関係にいまも膨大な援助が継続しています。なかでも日本の財務省が支配するアジア開発銀行の中国向け融資はいまや単年度で、円借款の最高供与額(1年で2000億円程度)に近いものに膨張しています。同行の最大の出資国は日本と米国。つまり、円借款は中止されたとはいうものの、アジア開発銀行経由の日本の公的資金はいまも中国の大地に注ぎ込まれているのです。
「なぜ日本政府のODA中止と無関係に財務省の管轄下にあるアジア開発銀行からの融資は続いているのですか」
「アジア開発銀行の内陸の西部開発融資はチベットや新疆ウイグルへの経済支配につながるものではないのですか」。

こうした質問に対してアジア開発銀行からの回答は「当行は貧困撲滅を目的にした国際団体であり、そうした政治的な質問には回答できません」という政治的なものでした。

日本の対中援助は「終わらない」。なぜならこの国には政治が不在だからです。
世界的経済危機の深刻化。それに伴い、さらなるジャパンマネー収奪の国際政治力学が本格化します。
北朝鮮との正常化で予定されている「援助案件マップ」も掲載しました。これを見るだけで、北朝鮮支援の売国性と、援助が中国にもたらす経済メリットが理解できるはずです。

パートナーの古森義久さんとは「なんとしても拉致被害者切捨ての日朝正常化に反対していく」という点で相互確認しています。
また古森さんの丁重なODAについての解説はこれだけで国際開発援助の入門書になりえるほど中味の濃い、秀逸なもので、私も実に勉強させていただきました。日本を代表する国際ジャーナリストのリアルなレクチャーに仕上がっています。学生の方の参考にもなるはずです。ぜひご一読を。


勉強会

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親しい若手のジャーナリスト連中に声をかけて、勉強会を始めようと思っています。
このプランは本来なら昨年実現させるはずだったのですが、私の個人的事情で時間が取れなくなり、一時延期していたものです。
地域研究家や専門家を中心にして、情報交換と情報の精査を行い、今風に言えば、インテリジェンスを磨こうではないか、という狙いです。
幸い喰いつき(笑い)はよく、「やろう、やろう」という声にこちらが驚いています。
時期は4月から。講師には何人か候補がいるのですが、個人的にはいずれ関岡英之さんと話してみたい。日本の運命は米中両大国の間でどう独自の国家戦略を形成できるのか、にかかっています。そうした問題意識をもった「同志」を糾合したいのです。

また勉強会開催までには情報誌も発刊予定です。
これについても先日翻訳スタッフの募集予定をつたえたところ、結構、反響があり、「ぜひ参加したい」とか「どういう形にしろ、応援したい」と連絡が来ています。
女性の方も少なくなく、昨今の若い女性の政治意識の高さと行動力にあらためて感じるものがありました。
繰り返しますが、いまは「量」よりも「質」です。
動画も技術的な点でつめの作業を始めます。今月中には配信します。

危機感をもつ青年たちは増えているのですが、彼らに旧来のイデオロギーを性急に押し付けようとする姿勢が一部の「保守」に見られます。こういう政治主義には反対です。
サヨクはいうまでもありませんが、まともな情勢分析も出来ない「保守」に若者たちが魅力を感じるとは到底思えません。彼らの誤解は、サヨクが自滅したことをもって、「保守」が勝ったかのような錯覚に陥っていたことにあります。
保守系総合雑誌の迷走ぶりも止まりません。いずれ、まちがいなく第二の「現代」が出現するはずです。今年は黒船がその姿を現すでしょう。

初仕事

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古森義久さんとの対談集「終わらない対中援助」は1月19日前後に店頭に並びます。
本書では対中ODAやアジア開発銀行の中国融資の内幕について取材秘話も紹介しながらつっこんで紹介しました。日本のODAには確固とした理念が当初から欠落していることや、中国政府や中国シンパの言う「日本は賠償金を払っていないので、ODAは当たり前」との言い分が、徹頭徹尾歴史の偽装であることを論じ合いました。賠償金放棄は周恩来元首相が毛沢東主席の承認のもとで、決断した歴史的事実があり、それは日中共同声明にも明記されているのです。
にもかかわらず、中国政府首脳、たとえば温家宝首相などは「日本は賠償金を払っていないのに、ODA中止など許さない」といわんばかりの発言を行っているのは終止千万という以外にない。
歴史の教訓に学ぶべきは果たしてどちらなのか。もし賠償金放棄が許せないのなら、中国政府は毛沢東と周恩来を「売国奴」「漢奸」と名指しで糾弾すべきではないのでしょうか。それが筋というものです。
また日本にも不勉強を恥じることもなく、中国政府の発言を鸚鵡返しに繰り返し、そのことを自己の「良心」と「謝罪」の証明にしようという方がいますが、中学生の社会科の教科書から勉強しなおすことをお勧めします。ナントお手軽な謝罪なのでしょう。

発売中の「アエラ」(朝日新聞社)最新号に「2009年100人の予言」と題して、あの河野洋平さんや田原総一郎さんらとともにコメントしています(笑い)
「中国2月危機説広がる社会不安」です。

「表現者」(富岡幸一郎編集長)には今年も「青木直人のチャイナウオッチング」を連載します。

今年はかねてから対談したかった方との単行本の企画を実現したいと考えています。
イメージは「米国論、中国論」「西郷隆盛とアジア主義」というあたりです。


終わらない対中援助(仮)
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あけましておめでとうございます

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などと、言っているともう1月も2日になってしまいました。取材には盆も正月もないわけで、大晦日からいままで元旦をはさんでポチポチと仕事を続けています。
本年もよろしくお願いします。

今年はまず可能なら、1月中にテスト版の動画配信をやってみたいと考えています。理由は自前の情報発信体制を通じて、東アジアの情勢が急変した場合、既成のメディアからだけではなく、直接、情報の「産地直販」が可能になるようなルートを確保しておきたいためです。またユーチューブやニコニコ動画をどう活用していくのかも課題です。

また今年は「同志」を募りたいと思っています。それは発行を考えている情報誌の「翻訳スタッフ」がほしいからで、英語、中国語、韓国語、ロシア語、の翻訳が出来る方を求めています。この件はいずれブログなどで正式にお願いすることになりますが、スタッフの方には小額とはいえ、ちゃんと謝礼を払わせていただきます。
またこうした「同志」に対しては定期的に中国情勢の分析をレクチャーしたいと思っています。私はこの情報誌を通じて、マスメディアの流布させている情報空間にある種の異議申し立てをしていくつもりです。
情報は量ではありません。質こそが情報のエッセンスなのです。




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