参議院選挙が終わりました。

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参議院選挙が終わりました。私の周辺も穏やかさを取り戻しつつあります。
選挙の総括は近々中に書きます。ただ私がこれまで強調してきたように、「まだ体制の危機は訪れてはいない。だが政治の危機は始まった。後世の歴史は2010年をこう総括することになるでしょう」という認識には変わりはありません。

人にはそのときはわからなくても、後になって「あのときが転機だったな」と実感するターニングポイントというものがあります。
昨年の自民党の下野と民主党の政権掌握、そしてわずか8ヶ月での参議院における与野党逆転。政治の中心軸は動揺をはじめ、先の見えない混迷は深まるばかりです。政治の世界では戦後最大規模の大迷走がスタートしています。

選挙の結果、象徴的なことがありました。左右のイデオロギー小党の凋落です。それは社民党、共産党、そして「立ち上がれ日本」「創新党」の議席数となって現れています。前二政党は朝鮮労働党との友好関係を誇示してきた汚辱の歴史を自己総括もせず、さらに共産党に至っては「中国の軍事脅威はない」というほどの妄想ぶりです。志位委員長のこの発言に対して、「中国の覇権主義」を厳しい糾弾してきた亡き宮本顕二委員長は草葉の陰で泣いているでしょう。

私はまた、後者の二政党に一定のシンパシーを表明してきましたが、残念ながら、選挙中、取り立てて、強い訴求力を感じませんでした。
なぜ「横田めぐみ奪還!」「対中援助を中止せよ!」との声を上げなかったのか。これでは民主党の事業仕分けを笑えません。国民全員とは言わなくても国を愛する我々には戦う用意はあるのです。
安全保障を語るのなら、あるいは中国の軍事的脅威を問題視するのなら、この2つのテーマこそ大々的な論争軸にすべきだったのです。政治は具体的テーマをめぐる論争であって、漠然とした言葉では国民には伝わりません。
いまは少数派でもいい。だが一点の火花も荒野を焼き尽くすことが出来る。
長州藩の奇兵隊も、薩摩の誠忠組も最初は小さな、小さな組織にすぎなかったのです。
なぜ勇気を持って国民に語りかけないのか。なぜ牙を抜かれたような言葉に終始したのか。私はそこを聞きたいと思うのです。

もう抽象的な「保守」は結構です。日本国民の深部からふつふつと湧きあがる正当なるナショナリズムに政治的方向性を与えることができないのなら、いずれ「保守」政党は泡沫政党に転落したまま、歴史の舞台から消えてゆくことになるでしょう。




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