2010年8月記事一覧
9月の第一回配信分として、Vol.075を、本日(31日)午後3時に配信しました。
テキスト配信です。
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胡錦濤に屈した金正日
〜6者協議復帰と中国東北第四省入りの「誓約」
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※このVol.075は、9月配信分です。
■ニューズレター・チャイナが配信されないという場合は、http://aoki.trycomp.com/NL/haisin.html からご連絡下さい。
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8月28日に講演した「田中角栄とはなんだったのか」のDVDの販売予約を行います。来週中には完成の予定です。以後順次、発送させていただきます。
昨日も東京は猛暑の一日でした。そんなうだるような日にわざわざ私の講演に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。
会場に向かう途中、乗っていたタクシーが事故ってしまい、急いで地下鉄に乗り換えて、なんとかぎりぎりで会場に到着できました。ご迷惑をおかけしました。今年は講演がらみのトラブルに襲われっぱなしで、本格的な対策を考えるなければ、と反省しています。
さて、講演でお話したように、政権党民主党の分裂は必至です。参議院選挙大敗の後、内閣の閣僚から「これからは部分連合で」との声があがりましたが、それどころではなく、本格的な政界再編のうねりが始まったようです。
菅にしろ、小沢にしろ、もともと内ゲバ体質の政治家で、反対派に対する闘争意欲だけは実に強いという共通性をもっています。もうふたりの和解はありません。
流れは政界再編~大連合へ、ということです。排除されるのは「左」の社民党(ここは壊滅)、共産党(将来展望は見えない)、それに「右」の諸勢力です。
一部に言われる「真性保守」なるものも、実態は論者ひとりひとりの頭のなかにしか存在しないもので、到底まとまった政治勢力にはなりえないでしょう。
私が繰り返し指摘していることがあります。それは「保守のホープ」だった安倍信三氏がなぜ靖国神社に参拝できなかったのか。その背景にはなにがあったのか、ということです。連立政権のパートナー公明党の反対、スポンサーである経団連など財界の強い抗議の声、さらに日中対立を歓迎しない米国の思惑も否定できません。
こうした安倍氏を参拝させなかった内外の政治力学の実態を正しい認識し、そうした力学にどのように対抗してゆくのかを提示することもなく、「保守再生」とか「真性保守」とかの言葉だけに酔いしれるのは、あまりにも政治的誠実性を欠いたものではないのでしょうか。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」。川端康成はこう書きましたが、日本の政治はこれから「長いトンネル」の中に入ります。
私は安易に希望を語りたくはないのです。だからといって絶望も早すぎる。
必要なことは事実を直視し、その最悪のシナリオについての覚悟をもつことではないのでしょうか。
最後にもう一度。暑い中、本当にありがとうございました。
10月の講演でまたお会いできることを楽しみにしています。
また講演の準備に協力していただいた方々にもお礼を申し上げます。
追加
会場アンケートに協力していただきありがとうございます。
後日、御希望の方にはNLCの見本を送らせていただきます。
横浜から来てくれたAさん、「松屋」の牛どんネタに喜んでくれて、嬉しいです。
また来てください。今回は「松屋」と馳浩の「ノーザンライト」ネタを考えていたのですが、こちらは次回ということで(笑)
第2回 NLC東京講演会
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時~20時30分
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円
※予約制ではありません。
動画にも当日の講演のお知らせをアップしたためか、参加申し込みの連絡が
寄せられていますが、今回は事前予約はいたしません。先着順とさせていただきます。
参加希望の方は当日直接会場にお越しください。
なお会場の収容人員は95名です。それ以上は入れませんので、ご容赦願います。また講演の後の懇親会も予定していません。
今回お話したいのは、田中角栄の時代とはどんな時代であったのかということです。ベトナム戦争の泥沼化とドルの凋落、そして対中接近と70年代の米国は大きな変化の中にいました。
そしてまた、毛沢東の中国は動乱の内戦・文化大革命を経て、第三世界を中心とした世界革命を呼号する林彪ら極左勢力を粛清することで、脱孤立化を求めていました。
つまり米国も中国もともに、朝鮮戦争以来の冷戦対決路線から新しい両国の枠組みを構築せんとして、ニクソンと周恩来という最高首脳の歴史的会談に踏み切ったのです。
そのとき、日本はどこにいたのか。対米協調外交とドル一極支配のなかで「平和と繁栄」に酔いしれていた日本政府は「いきなり天井が落ちてきた」(外務省高官)と、ニクソン訪中に驚愕したのです。
「日本有事」。このとき生まれたのが田中角栄内閣だったのです。
田中は米国の揺らぎを見て、独自に対米自立外交を追及しようとしました。
対中接近、アラブ支持、ソ連訪問、北朝鮮との和解。
その目的は何だったのか。そうした事実そのものもいまだに詳細に語られていない。また日中交渉も単なる「台湾きり捨て」の文脈だけで激しくバッシングされているのが現実です。果たして田中は「売国奴」だったのか?
それとも「愛国者」であったのか。
米国発金融危機はいまも欧州で、あるいは新興国でマグマのように沸騰を始めています。いまや、米国の覇権は揺らぎ、中国の台頭が始まり、先進国主導の国際秩序は過去のものとなろうとしています。
角栄視して17年。田中の時代と現代を論じたいと思います。
2010年8月21日
青木直人
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青木直人講演会のお知らせ
第1回
「田中角栄とはなんであったのか」
8月28日(土)
18時〜20時30分
第2回
中国経済はどこに行く
〜日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時〜20時30分
どちらも
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円
※予約は受け付けておりません。入場は先着順となります。
会場案内
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
青空に入道雲があざやかです。島根県の益田に帰省しています。
高橋和己の名作「邪宗門」の冒頭はこんな書き出しで始まります。
「最初、なんの変哲もないプラットホームに降り立ったとき、透明な空の輝きが少年の胸をうった」。
「邪宗門」は「ひのもと救霊会」という新興宗教組織の拡大と壊滅を描いた小説で、大学生時代に読んだこの作品が、高橋文学の中で私は一番好きです。その一因は、冒頭のこの数行の描写が故郷の益田市内の各駅のそれに似ていて、強く印象に刻まれているからでもあるようです。
都会の駅とちがい、地方の駅(「邪宗門」も益田もいずれも山陰本線が走っています)は本当になにもなく、ただただ単線のレールだけが延々と続いているだけなのです。
益田は海あり、川あり、山ありで、さらに近隣には温泉がいたるところに湧いています。市内を流れる高津川は日本で唯一ダムがなく、しかも水質の透明度は四国の四万十川よりも上で、掛け値なしで、日本一きれいな川なのです。
この時期はいたるところで鮎釣りの太公望が竿をうまく操りながら、友釣りを楽しんでいます。鮎は本当に旨い。ぜひ宅配便で天然の益田川の鮎をご賞味ください。
高津漁協に依頼すればOKです。
帰省中に、一度は夜釣りに行くつもりですが、実はこの絶好のポイントである高津川河口付近は北朝鮮の工作員の上陸ルートとして知られたところで、私も中学時代、友人とチヌ(関東ではクロダイ)をよく釣りに行っていた場所なのでした。
いまから37年前の春、益田からある女性が突如姿を消しました。彼女の名前は益田ひろみさん。益田市と同じ「益田」姓の方で、北朝鮮に拉致された可能性が高い特定失踪者のひとりです。福原慎太郎市長も以前からこの問題には強い関心をもっていて、「しおかぜ」に救出を訴える収録を終えたばかりです。益田市のHPにも彼女に関するコーナーがあります。訪問してみてください。
(益田市:http://www.city.masuda.lg.jp/soshiki/177/detail-7396.html)
益田ひろみさんの実家の周辺は私もよく知っているところで、目の前を高津川の清流が流れています。川は山陰の小京都といわれる津和野からこの青原を通り、日本海に注いでいます。宮本常一さんの「川の道」(八坂書房)によれば、高度成長によって陸路が整備(舗装化と高速道路化)され、大量輸送が可能になるまでは、高津川を使って中国山地の木材が益田に運ばれ、そこからさらに海運で瀬戸内海や大阪に送られていたのです。文字どうり、「川」は「道」だったのです。
ですが、こんな5,60年くらい前のことですら、私は宮本さんの著作から教わるまで詳しく知ることもなく、一読後、「そういえば、3、4歳のころ、川でそんな風景を見たことがあるな」と、深い記憶の底から当時の光景が浮かび上がってきただけでした。あのころは我が高津川にも鮭が遡上していて、周囲の大人たちが興奮気味に網をもって川に走っていたものでした。
このように、庶民の生活史というのは意識的に収集しておかないと、人々にとっては当たり前すぎて、特にそうした事実を記録したり伝承したりする必要性も緊急性もないため、継承が困難となりがちです。
宮本さんは著書(「筑摩日本文学22」文庫)のなかで、「過去、日本の共同体では子供たちが神隠しにあうと、大人たちは鐘や太鼓をたたきがなら、「子供を返せ!」と呼ばわりながら、村中を練り歩いていた」というエピソードを紹介しています。
以前、宮本常一さんについてこのブログでも触れたのですが、この本はなかでも、超お奨めです。
「あとがき」は石牟礼道子さんが書いているのですが、これも読ませます。
(石牟礼さんの著作集(全17巻)は左翼系の藤原書店から刊行されていますが、こうした日本の最良の知的営為に保守サイドはもっと深い敬意を払うべきではないのでしょうか)
私は益田ひろみさんの拉致について思いをめぐらせながら、宮本常一が書き残したこの故事を思い起こしていました。伝統的な共同体を「封建的」と切り捨て、欧米的個人主義を「進んだもの」とし、そのあげく、ひたすら崩壊に向かいつつある日本。日本再生のためのさまざまなヒントは、欧州にではなく、中国にでもなく、2000年以上も続くわが国の共同体が育んできた英知のなかにあるのではないのでしょうか。私たちは「洋奴哲学」の奴隷であってはならないと思います。
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青木直人講演会のお知らせ
第1回
「田中角栄とはなんであったのか」
8月28日(土)
18時〜20時30分
第2回
中国経済はどこに行く
〜日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時〜20時30分
どちらも
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円
※予約は受け付けておりません。入場は先着順となります。
会場案内
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
17日午前10時30分、NLC Vol.073を配信しました。
今回は動画配信。タイトルは
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唐家セン回顧録を読む
〜日本人の対中強硬ナショナリズムへの不安と脅威の書
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届いているかご確認ください。
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青木直人講演会のお知らせ
第1回
「田中角栄とはなんであったのか」
8月28日(土)
18時〜20時30分
第2回
中国経済はどこに行く
〜日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時〜20時30分
どちらも
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円
※予約は受け付けておりません。入場は先着順となります。
会場案内
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
8月9日午前7時、NLC Vol.072を配信しました。
今号は動画配信の案内になります。
タイトルは、
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マスコミが沈黙する新潟中国総領事館設置のわけ
〜日本海・軍事情報収集と環日本海経済圏への野望
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DVDのお申し込みをたくさんいただいております。
8月8日までにご注文いただいた分までは、すべて発送済みです。
到着まで今しばらくお待ち下さい。
暑い毎日でございます。私専用のアドレスを立ち上げたせいで、頻繁にメールが来るようになりました。すべて私が目を通しているので、遠慮なくご連絡を。
先日九州にお住まいのNLC会員の女医さんからメールが届き、そのなかに
私がブログで触れた吉村昭さんの「羆嵐」を読み、一読後、実に印象深かったと書かれてありました。
彼女だけではなく、いろんな方から「青木さんがブログで紹介している本を私も読んでいます。これからもよろしく」とメールにもあります。
だからというわけではないのですが、今日はお薦め本をいくつか。
私は基本的に古典主義で、ベストセラーなるものは読みません。
とは言え、別にがちがちの教養主義というわけでもありません。
昨日紹介した10月のNLC講演の副題、日本企業を待ち受ける「危険な斜面」の
「危険な斜面」とは松本清張の作品名のパクリであることは、ファンならお気づきのはずです。
清張はほぼ100%読破しました。
つい最近も
(1) 小説帝銀事件(角川文庫)
(2) 中央流沙(中公文庫)
を読み終えたところです。中でも②は私の大好きな小説で、学生時代からすでに10数回は読んだものです。
昭和30年代、農林省(当時)内における砂糖輸入不正事件を題材にしたものです。いずれも実話を元にしており、河野洋平前衆議院議長の実父・河野一郎が登場します。同じ題材の作品に「ある小官僚の抹殺」があります。警視庁に汚職のタレこみの電話が入るところから小説は始まります。
代表作「点と線」が通産省(当時)における贈収賄事件を扱って、注目されたように、清張の官僚モノは読ませます。
他には内閣調査室(内調)の設立前後のスキャンダルを取り上げた「深層海流」もいいですよ。
高校生のころ、私は生まれ、育った日本海の小さな町に飽き飽きしていて、ボードレールの言うような「白い雲」を見ながら、発売されたばかりの清張の「昭和史発掘」を授業をサボって、防風林の下で、むさぼり読んでいました。あの体験がこうしてジャーナリストになるきっかけになったのかもしれません。もう40年も前の話です。
「昭和史発掘」について言えば、特にお勧めが「石田検事の怪死」「スパイMの謀略」「2・26事件」です。文庫(文春文庫)になっているので、関心のあるものから、手にとって見てください。
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6月に岡山でお話した内容をDVDにまとめています。中旬には完成します。必要な方は予約をお願いします。発送は月内を目指しています。
テーマは丹羽宇一郎新中国大使誕生の背景、「中国最強商社」をHPで呼号する同社が中国でやってきた献金ビジネスの実態、中国の対日マスコミ工作のあれこれ、が中心です。メディアでここまで踏み込んで指摘しているところはないはずです。
DVDのご注文は、
http://aoki.trycomp.com/NL/dvd.html
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8月28日に第一回東京講演会(「田中角栄とは何だったのか」)を開催すると
昨日のブログでお伝えしましたが、さらに第二回目の講演会を10月に行います。
また年内にもう一回、NLC第三回東京講演会を開く予定です。
テーマは「中国共産党対日工作の研究」になります。
今回は第二回目のお知らせです。
タイトル
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
講師 青木直人
(ニューズレターチャイナ編集長
「北京五輪後に何かが起きる」(PHP研究所)著者)
日時 10月23日(土)
18時~20時30分(開場・17時45分)
会場 文京シビック3F第一第二会議室
(文京シビックセンター内)
東京都文京区本郷4-15-14
電話 03-3814-6731
交通 東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
参加費 3000円
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「田中角栄とはなんであったのか」
~「田中はたいした男ですね」。
劉少奇の愛娘は興奮したように、そう語った。
●講師 青木直人 (ニューズレターチャイナ編集長・
「田中角栄と毛沢東」(講談社)筆者)
●日時
平成22年8月28日(土)
18時~20時30分(開場・17時45分)
●会場
文京シビック3F 第1・第2会議室
(文京シビックセンター内)
東京都文京区本郷4-15-14
電話 03-3814-6731
●交通 東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
参加費 3000円
※予約は受け付けておりません。入場は先着順となります。
詳細はまたお伝えします。
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