松本清張

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暑い毎日でございます。私専用のアドレスを立ち上げたせいで、頻繁にメールが来るようになりました。すべて私が目を通しているので、遠慮なくご連絡を。

先日九州にお住まいのNLC会員の女医さんからメールが届き、そのなかに
私がブログで触れた吉村昭さんの「羆嵐」を読み、一読後、実に印象深かったと書かれてありました。
彼女だけではなく、いろんな方から「青木さんがブログで紹介している本を私も読んでいます。これからもよろしく」とメールにもあります。
だからというわけではないのですが、今日はお薦め本をいくつか。

私は基本的に古典主義で、ベストセラーなるものは読みません。
とは言え、別にがちがちの教養主義というわけでもありません。
昨日紹介した10月のNLC講演の副題、日本企業を待ち受ける「危険な斜面」の
「危険な斜面」とは松本清張の作品名のパクリであることは、ファンならお気づきのはずです。
清張はほぼ100%読破しました。

つい最近も
(1) 小説帝銀事件(角川文庫)
(2) 中央流沙(中公文庫)

を読み終えたところです。中でも②は私の大好きな小説で、学生時代からすでに10数回は読んだものです。
昭和30年代、農林省(当時)内における砂糖輸入不正事件を題材にしたものです。いずれも実話を元にしており、河野洋平前衆議院議長の実父・河野一郎が登場します。同じ題材の作品に「ある小官僚の抹殺」があります。警視庁に汚職のタレこみの電話が入るところから小説は始まります。

代表作「点と線」が通産省(当時)における贈収賄事件を扱って、注目されたように、清張の官僚モノは読ませます。
他には内閣調査室(内調)の設立前後のスキャンダルを取り上げた「深層海流」もいいですよ。
高校生のころ、私は生まれ、育った日本海の小さな町に飽き飽きしていて、ボードレールの言うような「白い雲」を見ながら、発売されたばかりの清張の「昭和史発掘」を授業をサボって、防風林の下で、むさぼり読んでいました。あの体験がこうしてジャーナリストになるきっかけになったのかもしれません。もう40年も前の話です。

「昭和史発掘」について言えば、特にお勧めが「石田検事の怪死」「スパイMの謀略」「2・26事件」です。文庫(文春文庫)になっているので、関心のあるものから、手にとって見てください。







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