2010年10月記事一覧

尖閣戦争

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『尖閣戦争・米中挟み撃ちにあった日本』(祥伝社新書・760円プラス税)が発売になる。
今回編集を担当していただいた祥伝社の角田出版部長は、私の処女作『日本の中国援助ODA』を世に出していただいた方である。
この人には足を向けて寝れないほどお世話になっている。新人であった私の持込の企画を読むや否や、直ちに、発刊の決定をしていただいた感動はいまでも鮮明である。その角田さんが、締め切りぎりぎりに西尾さんと私が追加した相当量の原稿に手を入れ、驚くほど短期間にまとめあげてくれて、この本が出ることになった。

尖閣事件が起こってから1ヶ月。通常大きな事件があると、すぐに緊急特集本が乱発されるのだが、時間的制約からか、ほぼ例外なく中身の薄い「やっつけ本」になりがちである。だが、この『尖閣戦争』はそうではない。私は自信をもってそう言い切れる。この本は何度も何度も、読んでみて、ほしい。一度読んだだけで、後は読み捨てにされるという中身ではないことを保障したい。

西尾さんは親米派の多い保守言論人のなかで、もっとも早く米中『同盟』関係を経済的側面から指摘してきた方である。私も2003年に、今回と同じ祥伝社から『北朝鮮処分』を上梓、このなかで東アジアにおいて台湾独立阻止と北朝鮮封じ込め、そして日本の核武装反対の3点で、米中両国の協力体制が構築されつつある事実を紹介した。つまり西尾さんも、私も共に、米国と中国が経済の相互依存関係をベースに、東アジアにおいて新しい秩序を求める動きを具体化させてきたと指摘・警告してきたのである。
こんなことは一つ一つのファクトをつなぎ合わせれば、誰でも気づくはずなのだが、『保守』言論人たちはその冷戦構造的なイデオロギーと、彼らに特有な米国に対する過剰な依頼心が障害となり、状況への正確な認識には至らなかったのである。
 
そのせいか、以前はひどかった。台湾独立の最大の敵は中国と同様に米国の国務省であると書いたせいで、台湾独立派の関係者から頻繁にクレームがあり、私の講演にはいつも独立派の女性活動家が監視するかのように目を光らせていた。
朝鮮半島も同様である。米韓両軍による北朝鮮解放はない。それは米中関係を破壊するリスクを持っているからだとも指摘したが、これにも『米国に対する不信をあおるのか』との批判があった。私はしみじみ思ったものである。
馬鹿につける薬は本当にないのだろうか、と。

あれからどのくらい経ったのだろうか。
李登輝は一線を離れ、陳水扁は逮捕された。そして、独立派は壊滅した。政権は国民党に移動し、中台経済同盟は着々と進行している。他方、独立派勢力は何の総括もせず、ただただ沈黙の中にいるかのようである。

朝鮮半島はどうか。北朝鮮の金正恩の肩書きがなぜ国防委員会委員ではないのか、なぜ軍事委員会なのか、読者はお分かりだろうか。ここが北の将来を占う最大のポイントなのだ。
(詳しくはNLCの配信をお待ちください)

台湾独立壊滅、労働党政権の延命化、そして日本の安倍晋三政権崩壊、田母神追放と核武装化阻止。それらはいずれも米中『同盟』という一本の糸で結ばれている。気づくべきはこのことである。自覚すべきはこの事実である。

およそ政治に関わるものは、主観的願望をもって客観的現実に代えてはならない。いくら、ちりめんじゃこが好物だといっても、鯨ほど大きいとは言うまい。
願望だけでは世の中は変わらないのだ。それは結局のところ、砂上の楼閣にすぎない。

現実を踏まえない「運動論」は時代の追い風が止んだ瞬間、土佐勤皇党ばりの内部不信と内ゲバによって、急速に影響力を喪失していくだろう。

本書の中で指摘してきたテーマは今後の日本の将来の行方を左右する。米国の力の衰退と中国の台頭。このパラダイムシフトを直視すべきなのだ。
台湾、朝鮮、そして尖閣諸島。
米中『同盟』と日米安保の綱引きがいま始まった。日本の中国に対する弱腰が続けば米国の親日派も影響力を失うだろう。尖閣戦争はそのワンステップなのである。
最語に、西尾さんが私に語ってくれた言葉を紹介したい。
『言論人はいま現在の話だけではなく、50年先、100年先の日本の姿を考えながら、発言しなければならない』。
その言葉の意味が十分に伝わる本に仕上がった。

読者の皆さんにお願いがあります。
この本の宣伝を積極的にしていただきたい。ブログの拡散も結構である。
ぜひご協力のほど。

「私たちは冷戦が終わり、平和が来たとばかり思っていた。だが実際はそうではなく、時代の時計の針は日清日露の時代に戻ろうとしている。それは他国に過剰に依存した『平和』についにピリオドが打たれるということなのだ。
求められているのは日本の自立なのである。わたしたちはさらに奮闘しなければならない」(青木直人・本書・あとがき)











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25日、午前8時半、NLC Vol.082を配信しました。

テキスト配信で、内容は
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反日か、それとも反政府か 全国に飛び火し始めた中国デモ
〜落としどころが見えない日本と中国
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です。届いているかご確認ください。

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お礼

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昨日はNLCの第二回の講演会に参加していただき、ありがとうございました。
参加費もひとり3000円と、相場の2,3倍の額なのに、たくさんの方にご参加いただき、感謝しています。

私は講演について、こう考えています。安物買いの銭失い、ではいけない、と。
一般市民向けの講演には参加費も安いが、話の内容もその程度というものが多すぎます。これが私の忌憚のない感想です。
紙一枚だけのレジュメで、聞き飽きたようなお話をされる講師も少なくありません。やる気はあるのでしょうか?
こうした講演会の最大の売りは安いということ以外にありません。
満足度とは無関係なのです。本当にこれでいいのでしょうか。

毎回新鮮なネタがあり、分析と解説がある。そしてそれが時間の経過とともに事実において検証される。こうした中身が絶対に必要です。

知人の著名人の方に聞くと「講演料がガタ減りで、以前の半分になった」とか。言論出版業界においても、本の売れ行き不振と収入の減少という「吉野屋化」が確実に進行しています。
そうした点からも昨日の講演は大満足でした。参加された方々が真剣に耳を傾けてくださっているのが、私にも充分伝わってきました。
ありがとうございました。
参加者のなかに、若い方が増えました。そして彼らは熱心でした。
これは言論界の『紅白歌合戦』と過剰な権威への依頼心である『バーブ佐竹』化現象への反発と疑問がきっかけなのではないでしょうか。

これから今回の講演のDVDを作成します。

① 尖閣列島『奪還』に向かう中国「民主なき愛国」の道
② 習近平体制を誕生させた解放軍と「赤い資本家」たち
③ 不動産と自動車バブル崩壊、そして始まった一部地方政府の財政破綻
④ 反日のターゲットは日本企業へ 

こんな話が中心です。

また来年の講演予定を近々中にお知らせします。




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第一回の講演(8月28日)を収めたDVDのデモ動画を作成しました。アップしておきますので、関心のある方はどうぞ。

お申し込みはこちらから。


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しみじみの秋

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1日休めただけで、また忙しい毎日です。今週は休みなし。
とはいえ、秋ですね。気分は爽快です。

中国国内で反日デモがミニ暴動化しています。デモの主役が学生など青年層であるという報道は深刻です。成長の果実を手に出来ない人々の明日の見えないフラストレーションが伝わってきます。

『反日デモといえば、中国はなぜ反日デモをやめたのか。あれ以上放置すると、今度は国民のフラストレーションが共産党批判に向かうのを警戒したからでしょう。(現在の)指導者である胡錦濤ら文革世代は大衆がマスになって暴徒化する怖さを本能的に知っています。このまま放っておいたら、反日が反政府に変わることに気づいたのです』

『上海は日本人が一番多い都市です。ここで当時「日本人会」の代表をしていた三井物産の幹部は、上海は日本人が一番多いし、日本企業が来て、多くの中国人の雇用にも貢献しているの、ここだけは大丈夫だと言っていたのですが、その翌日に反日デモが起こりました。デモ隊は当初1万人だったのですが、20万人にまで一気に増えました。』

『彼らが日本糾弾で集まってきたとはとても思えません。職のない大学卒業生、内陸からの出稼ぎに来た民工と呼ばれる農民も多かった。いわば社会に不満を持った人々です』
(「どっちがおっかない!?中国とアメリカ」79Pより)

これは2005年の中国反日デモについて解説した箇所です。
あれから5年、反日が反政府である事実、そして、中国リスクに無頓着な日本企業。なにからなにまであの時と変わりません。
教訓はなにひとつ学ばれることなく、今日の事態を迎えたのです。
23日の講演会ではこんな話もします。

なお会場では撮影、録音は禁止しています。また講演内容の詳細を勝手にブログ等々に掲載することもご遠慮ください。
NLCは一般からカンパをいただいて運営している運動団体ではありません。情報というのは必要とされる方が、購読料なり講演会参加費に納得したうえで、その代償として、手に入れるものです。
当方は決して無理強いをして読者を増やすつもりはありません。いい情報をコンスタントに発信していけば、それが最大の営業なのです。


またこれも以前からくどいくらい言っていることですが、マスコミを『マスゴミ』と罵倒するだけで、正確な情報が手に入るわけがないのです。
ネット情報は玉石混交。実名で、プロフィールも公開し、さらに、連絡先も明記してあることは大前提です。そうして始めて、玉石の『石』が淘汰されていくのです。
先日某写真誌から取材を受けたのですが、フリーランスの記者の待遇悪化ぶりにあらためて驚きました。知人のライターの年収は300万円を切っています。
数年前の半分です。「マスゴミ」だけならいいのですが、志を持った青年たちがこの業界で生活出来なりつつあることのほうが深刻です。


★私の故郷は島根県の益田と言う町です。益田で、20年間発行されているタウン誌があります。発売中の今月号には帰省中に取材していただいた私のインタビューが掲載されています。まあ、こんな記事はどうでもいいのですが、益田出身の方で関心のある方はぜひ購読してください。なお一時休刊して、来年3月から再開される予定です。

「Nice to meet you」(Ladies ますだ 発行)

〒698-0023
島根県益田市常盤町9-6
電話・ファックス 0856-24-0285
メールアドレス Ladies-m@iwami.or.jp





第二回 NLC東京講演会
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時~20時30分
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円
(ご面倒ですが、釣り銭のいらないようご用意願います)









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第一回の講演(8月28日)を収めたDVDのデモ動画を作成しました。アップしておきますので、関心のある方はどうぞ。

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20日、午前5時、ニューズレター・チャイナVol.081を配信しました。

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習近平・軍事委員会副主席就任の背景
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届いているかご確認ください。

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第二回 NLC東京講演会
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時~20時30分
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円
(ご面倒ですが、釣り銭のいらないようご用意願います)

忙中閑あり

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★西尾幹二さんとの対談本の最終ゲラが終わり、一息ついています。
西尾さんも私もこの本には力を入れました。
尖閣事件は平成版の北洋艦隊の襲撃であり、当然のように、日本人の危機感を高めていますが、それだけに、日本人にはより一層、これから歴史観とインテリジェンスが強く求められるはずです。単なる怒りの感情とアジテーションだけでは継続は困難です。国民には理論武装が必要なのです。
アマゾンでは事前予約も始めています。店頭には11月2日前後に並ぶはずです。ぜひお求めください。

中国の公安が経営する中国人高級コールガール相手の買春ツアー。
日本人客を乗せたフライトが毎週成田から上海に飛んでいます。
彼らは逮捕されることはありません。大手旅行社が仕切っています。
知っていましたか? 本の中で書きました。

★『敬天愛人』が届きました。これは鹿児島の『西郷南洲顕彰会』が毎年9月24日、西郷さんの命日に発行している会員向けの機関誌です。
およそ組織的なことのできない私が異例なことに、会の発足以来30年間も会員になっているのはここしかありません。
第一号から巻末の会員リストを見ると、随分多くの方がすでに物故されたことがわかります。私が当時から仕事場に貼ってある西郷さんの手になる「敬天愛人」の書と彼の写真もいつの間にか黄ばんできました。またいつも手元に置いてある「西郷南洲遺訓」(岩波文庫)も古ぼけてきましたが、この小冊子のなかの英雄の言葉に励まされて、いまもジャーナリストをやっています。


★NLCの新規の会員にビジネス関係者が増えています。中国経済と日中関係の動向に関心をもつ方々が申し込んでくれているのです。またこの間は創刊号からまとめて2年分の購読料を振り込んでくれた青年がいました。
『腰をすえて勉強していきたい』とメールにありました。ありがとう。


以前東海地方にある中小企業の会長が「なんで、日本にはマイナスの中国情報がないのだろう」と嘆いていましたが、それには構造的な問題があるのです。政治家のロビー化、財界の盲目的な中国フィーバー、「中国を批判しているメディアには広告は遠慮している」というマスコミの現状。中国娘を愛人にしている日本人記者の存在などなど。
こうした諸問題を噂話のレベルではなく、具体的に、あきらかにしていかなければなりません。「色つき」の情報は情報ではありません。

最後にくどいようですが、23日の講演会のあと、当方が関わる懇親会はありません。ご注意ください。

10月16日





第二回 NLC東京講演会
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時~20時30分
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円
(ご面倒ですが、釣り銭のいらないようご用意願います)









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緊急連絡

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遠藤健太郎オフィシャルブログなる場所に、23日の講演会の後に『懇親会』を行うとして、参加申し込みの呼びかけと連絡用のアドレスが掲載されています。
これは当方とは一切無関係であり、そもそも当日懇親会はありません。

またこの遠藤健太郎なる人物はNLCとは一切無関係であり、私とは一面識もありません。くれぐれもご注意ください。連絡などしないようにお願いします。

当日は懇親会は計画していません。あくまで講演のみとなります。
また私たちへの問い合わせは青木直人のブログに掲載されているアドレスにお願いします。

多少は世間に名前を知られてくると、この種のわけのわからない輩が現れているものです。今回は会員の方からの連絡で、こうしたことが発覚しました。
繰り返しますが、講演やイベントの類は私のブログを参考にし、必要な問い合わせはそこに書かれているアドレスにお願いします。

以上。

財閥富を誇れども

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今回のNLCの配信記事には悩みました。どのテーマを取り上げようか、なかなか結論がでませんでした。

ですが、時節柄、やはり尖閣列島問題を書くことに。

尖閣事件の本質は過去、何回も指摘したように、敵は中国だけではなく、『本能寺』、つまり日本国内にもいるのだという一例として、財界、なかでも世界のトヨタを取り上げました。トヨタの中国の各機関へのカンパは生半可な額ではありません。それらは全て共産党指導者の周辺に還流しているのですが、こうした事実が公になることはありません。
というのも、トヨタのメディアに対する広告を通じた政治力を考えれば、テレビも新聞も、雑誌ですらこうした報道はできないのです。

トヨタは『魚釣島(=尖閣列島)はわが中華民族の神聖な領土』と叫ぶ中国共産党のダミー機関に、日本企業として、ただ一社、膨大な額のカンパを実行中で、他の自動車会社はいうまでもなく、東証一部上場の名門企業にはこんな例はありません。
トヨタの前会長の奥田氏は小泉首相の靖国神社参拝には公式にクレームをつけ、
秘密裏に中国を訪問し、胡錦濤国家主席と会見し、次期首相の参拝中止で話し合いをつけてきた人物です。
民主党も自民党もなぜ駄目なのか。財界の売国的ビジネスに何のクレームもつけられないことが最大の理由なのです。そればかりか、『悪と戦う』はずの大阪地検の腐敗も表面化しています。

政財官エスタブリッシュメントの劣化は本格化するばかりです。
しかし残念なことですが、「日本は長い出口の見えないトンネルのなかに入った」(ブログより)ばかりなのです。ここまでくれば、国民の正義の怒りの声だけが日本の頼りです。政府に対して尖閣事件のビデオ提出を求めていこうではありませんか。




第二回 NLC東京講演会
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時~20時30分
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円










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ご連絡

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23日(土)の第二回講演会について問い合わせがあったので、再度確認させていただきます。

(1)講演は一般向けであり、NLCの会員以外の方も参加可能です
(2)事前の受付はしていません。早めにお越しください。95名の定員が埋まれば、それ以外の方は入場をお断りすることになります。
(3)募集したボランティアの受付は終わりました。ありがとうございました。

今回の尖閣事件が暴き出した構図。それは日本政府も中国政府も、ともに両国国民の間に高まるナショナリズムに心底恐怖していること、また日本では財界の『戦略的互恵関係』という名のビジネス優先姿勢が国民の中国に対する反発と警戒心と真っ向から対立を見せたということにあります。

さて、その対中ビジネスですが、あきらかに状況は転機にきています。日本のメディアはバカの一つ覚えのように、『中国経済命綱』論をばら撒いていますが、こうした珍論はいずれ事実によってその底の浅さを露呈することになるでしょう。

「国境を越えた資本の自由な移動を前提にする現代のビッグビジネスは、本質的に投資環境の安定を望み、政治的トラブルを嫌う。財界の首脳たちが、一国の首相に対して、『英霊を弔う参拝はやめろ!中国が怒るから』といい始めたのはそのような理由からである」

「多国籍企業にとって国境線は自動的に消滅するインクで書かれた区画に過ぎない(S・ハイマー『多国籍企業論』)」

「資本が国境を越え、グローバル化すればするほど、時には国益と激しく衝突する。小泉前首相の靖国参拝に反対した企業家たちの発言は、あきらかに中国の反日外交に理解を示すものだった」

「財閥富を誇れども、社稷を思う心なし。平成のいま、国境を越えて暴走する財界首脳らの心の中に、祖国『日本』はあるのだろうか」

(『中国の黒いワナ』2007年9月発売・宝島ムック。現在文庫に収録)




第二回 NLC東京講演会
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時~20時30分
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円










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財界の中国幻想

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尖閣列島紛争はまだまだ落としどころが見えてきません。現段階では、あまり楽観的なシナリオを描くべきではないと思われます。

そうしたなか、異例なのは財界の反応です。なかでもビッグビジネスの総本部経団連や中国フィーバーに沸く自動車産業などは、事件の経済面への波及を過剰なまでに恐れています。ですが、そうした視野狭窄な中国観が果たして正しいものなのかどうか。

私は『北京五輪後に何かが起こる』(PHP研究所)の本の中で、市場経済の拡大につれ、国内の階層間矛盾が外国企業非難に転化させられていく中国の伝統的な政治構造について触れました。

今回、中国は日本に対し、国内の輸出入品の審査を厳格にすることで、事実上の報復といやがらせを始めています。ですがこんなことはいまさらの話で、中国が『中華民族の怒り』を表明する際によく使うせこい手なのです。
ではなぜ、こんなことすらテレビや新聞はさも大変なことが起こったかのように大騒ぎするのか。これまでちゃんとした取材をしていないことが理由に挙げられます。

輸出製品を税関がわざとサボタージュして、業務に支障を及ぼし、外国企業から譲歩を引き出す。このやり口は倒産した上海ヤオハンが上海市の税関当局にくり返し繰り返し、やられたことなのです。こんな話も私の本を読んでいない方は今始めて知ったはずです。それはそうです。テレビも新聞も報道しないのですから。
ビジネス界のトップにいる方々もその結果、こうした事実をほとんど知らない。
目と鼻と耳をふさがれてまともな戦いができるわけがない。あのヒクソン・グレーシーでも勝利は困難です。

で、結局、ヤオハンはどうしたのか。税関に膨大な賄賂を送ることで、お目こぼしに預かったというのがその実態だったのです。

中国ビジネスに潜む恐るべき闇の存在。それに目を塞いできた日本の中国報道もまた尖閣戦争の総括として反省の遡上に上げられるべきでしょう。
23日の講演はそんな話をてんこ盛りでやります。
また自動車産業界の方々の必死の思いはよくわかるのですが、来年も自動車がこのまま売れることはありません。すでに潮の流れは変化しているのです。
このあたりの話はNLCでもどんどん書いていきます。中国ビジネスの必需品。それは日経新聞ではありません。ニューズレターチャイナです。
企業トップがいま念頭に置くべきはチャイナリスク。だから貴方の側にNLC。
(うまいな、我ながら・・・笑)


第二回 NLC東京講演会
中国経済はどこに行く
~日本企業を待ち受ける「危険な斜面」
10月23日(土)
18時~20時30分
会場 文京シビック3F第1第2会議室
参加費 3000円










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第一回の講演(8月28日)を収めたDVDのデモ動画を作成しました。アップしておきますので、関心のある方はどうぞ。

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