2011年8月記事一覧
●『NLC通信」を配信しました。野田と海江田、ふたりの民主党総裁候補についてエッセイ風に触れてみました。NLCの読者や講演参加者の方々からのアンケートを読むと、『中国や東アジア以外についても、青木さんの見解を聞きたい』との声が少なくありません。
そのあたりはこのブログや、不定期に、会員向けに配信する「通信」で取り上げることにします。
● 今週のNLC配信記事は池田大作と中国共産党(2)になります。
学会取り込みを目的に行われた池田会長の北京・写真展開催の深層海流をレポートします。学会と中国というテーマについてはこれから順不同に書いていきますが、最終的に、全部を通しで、読んでいただければ、1970年代にスタートした創価学会と中国の関係が時系列的にわかるようになっているはずです。
私はこれまで、自民党の親中国政治家や外務官僚、中国大使、それに経団連のトップなどと中国政府の間の『友好』の実態をあきらかにしてきましたが、創価学会は初めてです。
学会の政治力、具体的には訴訟の乱発にメディアはおびえていますが、池田会長の不在が続く現状を踏まえれば、そろそろ、池田氏や学会が中国といかなる関係にあるのか、彼らは中国で何をしているのか、について、社会的に明らかにされるべきだと考えています。
政治家をお気軽に揶揄する一方で、学会については沈黙するというのならそれこそ欺瞞という以外にありません。ジャーナリストがおびえてはならない。私はそう思います。
すでにお伝えしていた『人脈で読む中国の真実』がPDFになりました。
本の中身は1990年代に入り、米中両国の接近が本格化、先の大戦における『戦友』として歴史認識を共有することで、人権問題をパッシング、冷戦終了とともに世界一の市場となった中国大陸に米国ビッグビジネスが殺到する流れを指摘したもので、米中両国は日本の経済と政治大国化を手を携えて、けん制することを共通の外交目的にしていたのです。
こうした大きな流れの背後にキッシンジャーたちグローバル企業の利益を追求する「国際派」政治家がいたことも指摘しておきました。
日本は80年代までは田中角栄の日中正常化の政治的遺産があって、それなりに人脈もあり、情報も取れていたのですが、他方、中国は社会主義市場経済を党規約に明記してからは、対米人脈を積極的に開拓し、米国流の金融資本主義化を急速に追及し始めるのです。
『人脈で読む中国の真実』が発売されたのはほぼ10年前。
現状を見れば、ほぼこの通りの展開になっているはずです。
また本書との関係で言えば、『島耕作』シリーズのなかに、誰が見ても、本書からパクりんぼした箇所があります。作者の弘兼憲史さんは中国ビジネスについて、詳しい方ではありません。彼には版元の講談社から2人の編集者がついていて、そういう線からの「情報提供」なのでしょう。
いずれにしても、自著のなかで使用したのなら、ちゃんと引用文献は紹介すべきです。池上彰さんの場合は参考資料として、私の著作もあげています。
ネット時代にパクリは通用しません。
また『田中角栄と毛沢東』も同様に、PDF化を進めています。こちらは田中以後、真紀子や小沢一郎ら田中派の面々と中国との関係についても触れたいと思っています。いずれも絶版を単に復活させたものではなく、最新情報を盛り込んだリニューアル版だと考えください。
今後は講演会場での販売も考えています。(青木直人)
※ ダウンロード販売に関して準備中です。システムが整い次第お知らせいたします。
今しばらくお待ち下さい。(スタッフ)
●NLCの最新号を配信し終えたところです。
ほぼ毎週原稿を書いているため、脱稿した後はやれやれの気分です。
今回は先日のバイデン米国副大統領の中国訪問を解説しました。記事のなかでも指摘したのですが、やっとここにきて、米中関係は矛盾も対立点もありながら、そうそう簡単にケンカにはならないのだというコンセンサスが生まれようとしています。
来年はニクソン訪中から40年、秋にはともに両国に最高指導者が誕生することになります。米中対決論者に聞きたいのは、来るべき米国大統領選挙において民主党と共和党の間で「中国」政策が大きな対立点になるかどうか、です。
もうそれはないのだ。私はそう思います。
●中国経済の動向に関心と警戒感が広がっています。
NLCも中国ビジネスに関わっている読者が少なくないのですが、彼らからのメールが増えています
いまはあきらかになっていませんが、中国でのビジネス内容を粉飾している企業が存在しています。そのあたりも今後のNLCの取材課題です。
7月の消費者物価指数は対前年同月比で6.5%、これは過去最高の数字です。豚肉の値上がり率はナント50%を越えました。何かが始まろうとしています。そのこともNLCに書きました。中国とも関係をもつある読者の方からは「青木さんの緊急避難警報」であり、「非常に腑に落ちる思いでした」との丁重な感想をいただきました。
●尊敬する歴史作家の吉村昭さんが私の故郷である島根県の益田をほめています。
吉村氏は時代小説家であった司馬遼太郎氏とは違い、徹底的な取材とファクトを最も重要視して、歴史に向かい合った巨人である。
私は吉村昭氏と脚本家の笠原和夫氏のふたりを尊敬すべき記録者と思っているだけに、吉村氏の「三陸沖大地震」が東日本大震災を期に、再び注目され、彼の眼力の確かさに人々が驚嘆していることが嬉しい。
「僕は益田には日本海海戦で撃沈されたロシアの軍艦の乗務員がボートで益田の近くの島に漂着したというのを調べに行ったことがあるけど、人情のいいところですね」「一泊しただけだけれど、惚れ惚れしましたよ」(「歴史を記録する」河出書房新書)。関心のある方はぜひ読んでみてください。
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NLC Vol.120を8月25日、午後5時過ぎに配信しました。
お手元に届いているかご確認ください。
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ダンスは一人で踊れない
〜「同盟」を再確認したバイデン米副大統領・北京の5日間
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森ビルが上海に建設した101階建ての世界金融センタービルの3フロアーを地元の宝鋼集団に売却したという報道がありました。この1年間に2回、すでに6フロアーが売られたことになります。同センターは開業からまだわずか3年未満にすぎません。
私はこの上海ビルについて、10数年前の事業の発足当初から現地取材を行ってきましたが、マスコミは中国向けODAだけではなく、この世界金融センタービルについてもこれまでまともな報道をしてはいません。残念ですが、こうしたスポンサーがらみの事件に対する腰の引け具合は今後も変わらないでしょう。
このプロジェクトは(1)日本企業の対中投資としては最大規模であること (2)日本の著名な大手企業が資金参加していること (3)日本の公的援助(ODA)が使われていること などの点からも、本来なら大手メディアが率先して、国民の前に事実をあきらかにするべきであると思います。
毎度毎度、自画自賛するようで恐縮ですが、私は昨年11月10日、11月16日の両日付けのNLCの中で、すでに今日の事態を正確に予想しています。(「森ビル上海バブルの終焉」~ついに切り売りされ始めた世界金融センタービル)
「今回で終わりではない。これからもこの種の売却は続くだろう」と。
最近、NLCの記事を読んだ読者の方からも「青木さんがこれまで、指摘予想していたことがどんどん現実化していますね」というメールをいただきました。
嬉しい励ましですが、さて次は予想通り、中国国内において、外資排撃、義和団登場となるのかどうか。たぶんそうなるはずです。
NLCにスポンサーはいません。1円のカンパもいただいていません。
購読料だけでやりくりしています。逆に言えば怖いものはありません。事実なら、マスコミのタブーであるトヨタやパナソニックから、創価学会、同和、文化人・芸能人の話まですべて書くつもりでいます。
ネットには「ネトウヨ」や「ブサヨ」たちの紅白歌合戦的な書き込みが氾濫していますが、まともに裏も取らず、単なる罵倒と決め付けの応酬では、ことの真相はわからない。マスコミは駄目だが、ネットは信頼できる。幻想です。マスコミ報道を乗り越えること。切実に問われているのはこのことだと思います。ファクトを提示できない机上の論評だけでは、いつまでたっても国民のメディアリテラシーが高まることはないでしょう。
今週の配信記事は『池田大作と中国共産党(1)』です。
かなり材料が集まりました。学会と中国についてはこれから、不定期に何回かやります。とはいえ、こういう特集記事以外に、その時々のアップデートな記事も配信しなければなりません。たとえばバイデン米国副大統領の中国訪問が始まりましたが、米国国債問題と中国の出方、さらにウォール街と中南海の金融マフィアたちの動向なども関心事です。山ほど書くことばかりの毎日です。
多くの方からいただいたメールへのご返事が遅れています。申し訳ない。全部読んでいます。
9月の関岡英之さんとのライブに続いて、10月、11月も連続の単独講演を予定しています。情勢が動き始めたためです。
10月は22日夕方から、今回も文京シビックホールで行います。
テーマは『中国はどこにゆく・第三次天安門事件の足音』。
来年を展望したお話もさせていただきます。
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8月18日、午後4時、NLC Vol.119を配信しました。
テキスト配信で、タイトルは下記の通り。
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池田大作と中国共産党(1)
〜『古い中国の友人』池田名誉会長の長き不在
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2011年7月18日、横浜かながわ県民活動サポートセンター会議室で行われた青木直人トークライブが、DVDになりました。
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「朝貢」と化した対中援助オールレポート!
~中国大国化を「支援する」ジャパンマネーのからくり
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DVDのお申し込みは
http://aoki.trycomp.com/NL/dvd.html
からお申し込みフォームをご利用ください。
1枚3,000円。収録時間は約2時間20分。
7月に横浜で行ったNLC主宰の講演『朝貢と化した対中援助オールレポート~中国大国化を「支援」するジャパンマネーのからくり』のDVDが完成しました。諸事情で製作が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
私はこれまで中国向けODAの取材を続けてきましたが、これほど奇妙で倒錯した世界はそうそうあるものではありません。
独裁政権を糾弾してきたはずの朝日新聞や毎日新聞はこと中国となると、援助をめぐる疑惑(要人への賄賂、コンサルタント会社と中国側の癒着、日本の実力者たちとゼネコン商社などのつながり)には全く答えようとはせず、取材さえしようとはしない。そればかりか、「援助中止は誤ったメッセージになる」として、削減・中断の動きにも慎重です。
ですが、ジャーナリストを名乗るのなら、そもそもODAに賛成であれ、反対であれ、まずはその現実を紙面で検証することが大前提であるはず。しかし、そうした作業は一切ないままに、援助を続けろでは読者に対して不誠実以外の何者でもありません。これで報道機関を名乗れるのですから、気楽なものです。記者なら、書いてからモノを言え!
ODAばかりか、日本が出資するアジア開発銀行や世界銀行の動向が新聞で報道されることもありません。国際化とかグローバル化とか言いながら、こうした分野に対する目配りはありません。劣化したマスコミにそうした期待をかけるだけむなしいのかもしれません。
今回のこのDVDには対中援助をめぐる全体像が収められています。開発援助に関心のある学生、ODAを外交カードにして人権問題などで中国に抗議したい活動家、あるいは援助ビジネスの関係者、さまざまな分野の方に見てほしいと思います。
また援助といえば政府の公的なそればかりではありません。民間団体も同様です。中でも日本最大の宗教団体・創価学会の対中援助の実態を大手メディアが報道することはありませんでしたし、今後もないでしょう。池田氏の時代が終わろうとしている今、本誌は次号から「創価学会(池田大作)と中国共産党」を取り上げます。それにしても、学会は本当にタブーです。これが、取材後の実感でした。私自身、これまで「一切のタブーのない」と自称するメディアのトップから『頼むから学会を取り上げるのだけはやめてほしい』と直々に懇願された体験を持っています。
しかし、他がどうであれ、うちは書きます。その程度のことすらできなくて、一体なんのためのNLCなのか。私にも、その程度の自負心はあるつもりです。(青木直人)
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DVDのご注文は下記アドレスページの注文フォームをご利用ください。
お支払いはPaypalか楽天銀行への振り込みとなります。
予約注文いただいている方には明日から順次発送いたします。大変遅くなったことをお詫びいたします。
注文フォーム:http://aoki.trycomp.com/NL/dvd.html
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NLCの最新号を配信しました。
今回は「あの伊藤忠トップまでが語り始めた『中国リスク』、『失速した自動車バブル』、『売られる中国関連株』」の3本です。
中国経済の不調が報道されるようになりました。それでも、財界の広報紙「日本経済新聞」はこう書きます。
『中国の自動社市場の成長が伸び悩むなかで、日系大手の販売実績は好転している。・・・7月の販売台数は4ヶ月ぶりに前年同月比プラスとなる。・・各社は値下げによる販売攻勢も強めている』(8月11日朝刊)
ここにあるのは単なる「インフォーメーション」の羅列であって、なぜそうなるのか、今後どうなるのかという肝心の「インテリジェンス」はどこにも見当たりません。
NLCは昨年7月27日に配信した記事「自動車産業・チャイナドリームの終焉~泥沼化する企業間競争と薄利多売の蟻地獄が始まる」のなかで、これから始まる事態をいくつか予想しているのですが、すでに、この段階で、昨今の中国自動車の販売台数の激減などは指摘済みです。
それにしてもマスコミの劣化は本当にひどい。日経もそうですが、朝日や毎日など親中国系メディアもそれは同様で、彼らは昨今の対中援助削減に対して、さまざまな反論を記者個人の意見という形で紙面に掲載していますが、では肝心の読者アンケートや援助にまつわる特集記事を掲載したことがあるのかといえば、産経新聞を除けば、そちらのほうは皆無なのです。読者に聞けば『対中援助の継続に反対』という声が圧倒的になるし、特集記事をやれば、援助と腐敗に触れざるを得ない(彼らはこれまで韓国、フィリピン、インドネシアなどの各国援助についてはそうした告発を行ってきたのです)。
それは『尖閣事件以後、公然化してきた日本人の危険なナショナリズムと排外主義を煽ることになる』ため、やらないと言い訳するのでしょう。本当にこう言った論説委員がいるのです。馬鹿ではないのかね。
ではこちらもお聞きしたい。事実を書こうとしないジャーナリズムとはなんなのか。
そういうメディアをあなたはどう思うのかと、紙面で一度読者に聞いてみたらどうなでしょうか。情報という商品は責任を持って売るべきだと私は思います。
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NLC Vol.118を8月11日午前11時に配信いたしました。
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スタッフの山本です。
ニューズレター・チャイナ購読者の方に、7月17日に横浜で行われた青木直人講演会のダイジェスト版をお送りしました。そして、DVDの予約販売の申し込みを受け付けました。その際、8月8日頃の発送開始をお約束していましたが、DVDの完成が遅れております。あと数日かかる見込みです。
大変ご迷惑をおかけしますが、発送まであと数日お待ち頂けますよう御願い致します。
当方の作業遅れで大変ご迷惑をおかけしお詫びいたします。
暑い夏が続きます。
●しばらく中断していた「NLC通信」を配信しました。これはNLC本誌とは別に、読者向けの情報発信を目的にしたもので、今後はある程度定期的に書きたいと思っています。NLCではあまり触れていないテーマである国内政治、歴史論、メディア情報などを取り上げます。またそれ以外に、青木流の情報分析のノウハウを紹介しようかとも。
こちらについては講演などのアンケートでも要望が少なくないので、単独でDVDにするかもしれません。
●継続は力なり。この言葉の意味を実感しています。NLCも3年目に入り、それなりに認知されてきたためでしょう、まとめて創刊号から送ってほしいという新規の読者が目立っているためです。
職種的には、いずれも政治家、企業オーナー、さらに警察関係者といった「情報のプロ」ばかりで、こうした方々からの評価は本当に嬉しいです。改めて確認しておけば、本誌のスタンスは単純で、必要な人には購読してほしい。そうでない方には強要しない。これだけです。
●いくつかの出版社から執筆の依頼をうけているのですが、出版不況の現状を見れば、相当戦略的にやらないと売れ行きは期待できないので、少し考えさせてほしいと返事しています。ネット時代とはデジタルコピーの別称でもあり、そこはタダで情報が拡散される世界です。
そうした傾向は活字界でも顕著で、新聞や雑誌の売れ行きはダウンするばかりです。個人的には、もうNLCだけのほうが気は楽なのですが・・・。
また「テレビに出てほしい」というメールもいただきますが、テレビは地上波も衛星放送ももういいです(笑)。疲れるから。
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