米中はケンカしないのだ
●NLCの最新号を配信し終えたところです。
ほぼ毎週原稿を書いているため、脱稿した後はやれやれの気分です。
今回は先日のバイデン米国副大統領の中国訪問を解説しました。記事のなかでも指摘したのですが、やっとここにきて、米中関係は矛盾も対立点もありながら、そうそう簡単にケンカにはならないのだというコンセンサスが生まれようとしています。
来年はニクソン訪中から40年、秋にはともに両国に最高指導者が誕生することになります。米中対決論者に聞きたいのは、来るべき米国大統領選挙において民主党と共和党の間で「中国」政策が大きな対立点になるかどうか、です。
もうそれはないのだ。私はそう思います。
●中国経済の動向に関心と警戒感が広がっています。
NLCも中国ビジネスに関わっている読者が少なくないのですが、彼らからのメールが増えています
いまはあきらかになっていませんが、中国でのビジネス内容を粉飾している企業が存在しています。そのあたりも今後のNLCの取材課題です。
7月の消費者物価指数は対前年同月比で6.5%、これは過去最高の数字です。豚肉の値上がり率はナント50%を越えました。何かが始まろうとしています。そのこともNLCに書きました。中国とも関係をもつある読者の方からは「青木さんの緊急避難警報」であり、「非常に腑に落ちる思いでした」との丁重な感想をいただきました。
●尊敬する歴史作家の吉村昭さんが私の故郷である島根県の益田をほめています。
吉村氏は時代小説家であった司馬遼太郎氏とは違い、徹底的な取材とファクトを最も重要視して、歴史に向かい合った巨人である。
私は吉村昭氏と脚本家の笠原和夫氏のふたりを尊敬すべき記録者と思っているだけに、吉村氏の「三陸沖大地震」が東日本大震災を期に、再び注目され、彼の眼力の確かさに人々が驚嘆していることが嬉しい。
「僕は益田には日本海海戦で撃沈されたロシアの軍艦の乗務員がボートで益田の近くの島に漂着したというのを調べに行ったことがあるけど、人情のいいところですね」「一泊しただけだけれど、惚れ惚れしましたよ」(「歴史を記録する」河出書房新書)。関心のある方はぜひ読んでみてください。
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NLC Vol.120を8月25日、午後5時過ぎに配信しました。
お手元に届いているかご確認ください。
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ダンスは一人で踊れない
〜「同盟」を再確認したバイデン米副大統領・北京の5日間
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