2011年12月記事一覧
2011年(平成23年)が終わろうとしています。
この1年の皆さんの応援に感謝しています。
「日本は長い出口の見えないトンネルに入った」
「民主党政権で日本は混迷すれるだろう」
「政治家は国家国民のために死ね」
ここ数年、こんなことばかり言ってきましたが、
いまや誰の目にも、切迫感を持って受け止められるようになりました。
今年の東日本大震災に次いで、
来年はアジアの社会経済的動乱を覚悟しておくべきでしょう。
そんなときほど正確な情報が必要です。
10月、11月の講演を収録したDVDの注文状態を
見れば、購入者の方々のそうした思いが伝わってきます。
私たちは来年も頑張ります。
まずはお礼まで。良いお年をお迎えください。
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DVDのご注文をたくさんいただいておりますが、お支払いだけされて「ご注文」をされていない方が少なからずおられます。
楽天銀行への振り込み、Paypalでのお支払いをされただけでは、発送は出来ません。
かならず「注文フォーム」から「ご注文」をしてください。
また、DVDの注文や発送に関するお問い合せは、newsletter@trycomp.com(山本)宛にお送りください。
※なお年内のご注文受付は、12月29日までとなります。
●お伝えしていたように、絶版になった自著のPDF化を進めています。現在のところ、(1)田中角栄と毛沢東(講談社) (2)人脈で読む中国の真実(実業之日本社)、(3)中国に食い潰される日本(PHP出版)の3冊の作業が終わりました。
ただ、これをそのままの形で、一般向けに販売することは考えていません。新たな記事・レポートを追加して、当時から現在まで続いている「ニューバージョン」にしたいのです。
詳細は今後、報告させていただきます。1月~2月までには、追加原稿を書き上げる予定です。
●最近外務省が外交文書を公開しました。このなかに1972年の日中正常化当時の両国首脳間の話し合いの内容が含まれています。
そのなかで、田中角栄元総理が周恩来首相の「日本軍国主義批判」に対して、「自分は軍国主義者も共産主義者も含めて日本国民全体を代表してきているのであるから、共同声明に『軍国主義』をうんぬんして、国民の一部を非難することはできない。『軍国主義』という言葉を入れるくらいなら日本に帰る」と発言したことが記録されていますが、こうした事実も『田中角栄と毛沢東』ですでに紹介しています。
問題は田中と周恩来との会談ではありません。「偉大な領袖」とも、「真っ赤な太陽」とも呼ばれていた最高指導者・毛沢東と田中角栄の会談こそが、歴史的に検証されなければならないものであり、そこにこそ、田中の対米自立外交のカギが潜んでいたのです。
来年でそうした会見から40周年になりますが、いまだにこの事実が明らかになることはないようです。田中の最側近であり、「日本のフーシェ」と言われた稀代の情報官僚「カミソリ」後藤田(正晴)はロッキード事件発覚後、「事件の真相は日米関係に根本的な変化が生じない限り、明らかになることはないだろう」と事態の本質を喝破しています。
田中と毛沢東。二人の会見の真実と意味もまた、日本と米国の関係が根底的に変わらない限り語られることはないのかもしれません。
●田中角栄を「金権政治家」と非難し、自民党を離れ、新自由クラブを結成した、クリーンな[保守の新星」河野洋平はその後、ありもしない「従軍慰安婦」問題を中韓両国に「謝罪」し、さらに、衆議院議長となって以後は、日中貿易団体の老舗「国際貿易促進協会」の会長に就任しています(公務員の副業は禁止されているのですが・・)。
同社が河野に期待したのは中国政府要人とのパイプでした。それは日本が行う必要のない化学遺棄兵器の処理を日本人の税金で行いますとの対中公約や、小泉首相の靖国参拝への異例な抗議、そして、チベット虐殺とセットであった北京五輪を先進国ではただ日本だけが祝ったという「北京五輪を支援する国会議員の会」の会長に就任したことへの中国からのご褒美としての人脈だったのです。
●おかしなことがありました。田中をあれほど糾弾していた新聞やテレビは、河野が毎年、会長職と引き換えに、同社から膨大な謝礼を手にしている事実を決して報道することがなかったのです。
繰り返します。
衆議院議長の報酬は総理大臣よりも多く、公務員としては日本で最高額です。これに国貿促からの報酬を加えれば、河野氏は当時、議員としてはトップクラスの年収を得ていたわけですが、奇妙なことに、そうした彼の「金権」ぶりが活字になることはありませんでした。これは「保守」の皆さんの大好きな産経新聞も同様なのです。
河野はあくまで「日本の過去を反省する良心的な政治家」として報道され続けていたのです。私がある放送局で初めて、この河野スキャンダルをレポートした際、それを見た日本遺族会の会員の方が涙を流しながら「青木さん!よくレポートしてくれた。ありがとう!」と電話をかけてきたというのです。
マスコミ報道は「クリーン」と「ダーティー」というおよそ思考停止しただけの善悪の二元論に終始し、カネに汚い政治家は、田中角栄ただひとりと印象付けることに成功したのです。
●まだあります。これもマスコミが「金権の田中、クリーンの三木」と散々持ち上げた三木武夫元総理は靖国神社への首相の参拝に法的問題があるかのように言いはじめた人物ですが、彼は田中を含む歴代の総理が「日本の安全保障上の懸念」を理由に、散々ひきのばしてきた「核拡散防衛条約」の批准に踏み切った政治家でもあるのです。(当時の外相は宮沢喜一)
この瞬間、日本の核武装の可能性は頓挫してしまいました。
ソ連、中国、そして北朝鮮までが核を持つ時代。裸のままの日本はひたすら「平和を願えば平和が来る」と信じ込むばかりで、あたかもその姿は八つ墓大明神にひたすら祈祷する白髪のおばば(杖を振り回すあのおばあちゃんです)のようではありませんか。
●話を戻します。私は問いたいのです。
本当に「金権」だったのは田中なのか、それとも朝日新聞の大好きな河野洋平の方なのか。或いは日本の対米従属性を深め、さらに中国に対してはそれがいかに理不尽であろうがなかろうが、ただただ、謝罪しておけば『良心的な政治家』であるかのようにふるまった三木が愛国者で、田中は売国奴ということなのか。
ネット世論はマスコミが嫌いです。彼らは常に「マスゴミ」と罵るばかりです。でも、そんな彼らに、田中は金権だというけど、それはどこで知ったのですかと質問すると「マスコミです」と答えが返ってくる。これでは漫画です。
マスゴミ批判はいいのです。ですが、問題はマスゴミが書かない、書けない事実を発掘して表に出してゆくこと、個々の点をつなぎ合わせて、線にし、これを組み立てて面にして、全体像を明らかにしてゆくという知的な作業が本当に問われているということなのです。
私は非力ではあれ、そういう難題を引き受けたいと思い、NLCを立ち上げました。
●私がいつも関わるわけではないのですが、NLCとして、ツイッターを始めました。
こちらは単純に宣伝のためです(笑)。今後はこちらでも、NLC関連の講演とかをお知らせします。長めのものはこのブログを参考にしてください。
http://twitter.com/#!/NLChina2009
■ニューズレター・チャイナの詳細・お申し込みは、http://aoki.trycomp.com/NL/ から。


金正日総書記の死が9日に発表されてから、ほとんど休んでいません(笑)。
本当に因果な商売です。
ついこの間はODAについてまとめて、話したばかりだったのですが、今度は一転して、朝鮮半島と、扱うテーマが多種多様なので、資料の整理だけでも大騒ぎです。
で、それでいながら、今度書く予定の本はこういう話とは別の、無関係なテーマなので、当然のように、正月はありません。今年は結局1冊も書かなかったので、来年は数冊やりたいと思っています。
以下ご報告。
●野田訪中で事実上の対中援助が復活します。このテーマで今回書く予定だったのですが、急遽、金死去の報道があったため、こちらに差し替えました。
日中関係は来年早めにやります。
ただ、中国側が民主党をどう見ているのかについては、NLCのVol.135【始まった新帝国主義の時代」~ピンチの裏にチャンスあり・最終回(2011年12月9日号)】のなかでたっぷりと紹介しておきました。
また野田訪中で日中両国首脳間で合意されると報じられている「環境ファンド」なるものは、本誌が以前書いた【ODA復活!『日中省エネ環境基金』誕生の背景」(Vol.020 2009年7月30日号)】のことです。
記事にしたのは2年半前。NLC! 早いわ!(ここのところ、高田伸彦風でお願いします)
実現の遅れは、国民世論の対中援助反対の声が一定の圧力として効いていたためです。ですが、今後もマスコミが対中援助の実態をレポートすることはないでしょう。
対中援助という「八つ墓村」に足を踏み入れる勇気のある記者はいないからです。
下手に取材を始めると、ある日、突然、電話がかかってきて「この村から早く出て行け!八つ墓大明神はお怒りじゃ!出てゆくのじゃ!」と白髪のたたり婆さんが脅すのです(わはは)。怖いでしょう、読者の皆さん(笑)。
対中ODAはブラックホールです。
事業仕分けのレンホーも、所詮は禁区には入らないポーズだけの「寸止め」政治家!
傍で見ているこれも白髪の裕也さん。叱ってやってください。「しぇげな、べいびー」と。
●私の選んだ松本清張のこの10冊!は近々中に「NLC通信」に掲載します。またブログにこの間書いた「本を読もう!」は好評で、お正月に是非読みたいとのメールをたくさんいただきました。勉強しましょう。
で、あの中で紹介した「1993年の女子プロレス」(柳澤健)ですが、第1章「ブル中野」と第4章「豊田真奈美」はぜひお読みください。
ブルのジャーマン・スープレックス・ホールドのすさまじさは、いまでも鮮明です。あれだけのジャーマンをやれたのは男子プロレスラーを入れても、彼女だけだったのではないでしょうか。私はアジャ・コングが死んだかと思いました。
棚橋、男のくせに、ちゃらちゃらやってんじゃねえよ(笑)
ブルさんは素顔も美しい方です。写真あり。
豊田さんは何を隠そう、私の故郷・島根県益田市の出身で、私は彼女を本の中の写真で見た瞬間「あっ!この人、益田だ!」(笑)と直感したほど、「懐かしい」雰囲気の方です。
豊田真奈美さんからは石見女性の真面目さと頑張りを感じます。彼女も強かった!
彼女たちの素顔については来年NLCのライブに来ていただく柳澤さんに聞いてみます(笑)
話は変わりますが、最近の猪木寛治氏の非社会的行為は目に余ります。金正日の葬儀への出席もそうした一例です。私が評価しているのはあくまで「1976年のアントニオ猪木」であり、このままなら、いずれNLCでも、彼と北とのつながりをレポートすることになりそうです。猪木、税金払えよ!
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また、「MY日本」の「コミュニティ」にも「青木直人と応援する会」があるようなので、そちらもよろしく。
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12月23日、午前9時、NLC Vol.137を配信しました。
テキスト配信で、タイトルは
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金正日死去!
中国の「傀儡」化に向かう朝鮮労働党
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これが今年最後のNLCの配信となります。
お手元に届いているかご確認ください。
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やがて朝鮮で動乱が始まる
北朝鮮の金正日国防委員会委員長が亡くなりました。NLCが主催した10月の「やがてアジアで動乱が始まる」、11月の「日本と世界の行方」と、2か月連続の講演会で、朝鮮半島のゆくえを予想したばかりでした。
15年目に入ろうとしていた先軍政治体制は今、歴史の岐路の立とうとしています。
これから朝鮮半島において、講演でお話ししたような事態が始まるでしょう。
関心のある方はDVDをお求めください。
12月19日
青木直人
(上記、緊急追記しました)--------------------------------------
11月26日、文京シビックホールで行われた青木直人単独講演の模様を収めたDVDが完成しました。
収録時間は、2時間3分。
1枚、3000円。
お申し込みは、http://aoki.trycomp.com/NL/dvd.html から。
※年内のご注文は、12月29日まで受け付けます。
※新年は1月4日から受け付けます。
予めご了承ください。
この2か月間に読み終えた本の一覧です。個々の内容紹介はしません。関心をもたれた本があれば、検索して、興味がわくのかどうか、各自で検討してみてください。
また私が愛読している松本清張の著作ベスト10を紹介すると読者の方に約束していますが、こちらは年内に「NLC通信」で取り上げます。さしあたっては,短編ですが、「山」「家紋」などはゾクゾクしますよ(笑)。
●米中金融「同盟」
(1)BLACK STONE(デビッド・キャリー&ジョン・E・モリス 東洋経済新報社 2800円プラス税)
(2)ポールソン回顧録(ヘンリー・ポールソン 日本経済新聞出版社 3360円)
(3)ゴールドマン・サックス (上・下)(チャールズ・エリス 日本経済新聞出版社 それぞれ2310円)
●漂流する世界経済
(1)誰が中流を殺すのか アメリカが第三世界に堕ちる日(アリアナ・ハフィントン 阪急コミュニケーションズ 2000円プラス税)
(2)EUメルトダウン 欧州発 世界がなくなる日(浜矩子 朝日新聞出版 1300円プラス税)
(3)スラム化する日本経済(浜矩子 講談社α新書 838円プラス税)
●諜報の世界
(1)アフガン諜報戦争(上・下・スティーブ・コール 白水社 それぞれ3200円プラス税)
(2)龍のかぎ爪 康生(上・下 ジョンバイロン ロバート・パック
岩波現代文庫 1100円プラス税)
●オバマ新太平洋軍事戦略の理解のために・・
マハン海上権力論集 (講談社学術文庫)(講談社学術文庫 920円プラス税)
●日本人とはなにか
(1)宮本常一が見た日本(佐野眞一 ちくま文庫 950円プラス税)
(2)山に生きる人びと(宮本常一 河出文庫 760円プラス税)
(3)辺境を歩いた人々(宮本常一 河出書房新社 1800円プラス税)
(4)幻の漂泊民・サンカ(沖浦和光 文春文庫 695円プラス税)
●話題の本
(1)革新幻想の戦後史(竹内洋 中央公論社 2800円プラス税)
(2)ナショナリズムは悪なのか(菅野稔人 NHK出版新書 740円プラス税)
(3)平和主義ではない「脱原発」(西尾幹二 文藝春秋 1500円プラス税)
(4)朝鮮学校「歴史教科書」を読む(萩原遼・井沢元彦 祥伝社新書 780円プラス税)
●趣味の本
(1)1993年の女子プロレス(柳澤健 双葉社 1900円プラス税)
(2)木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(増田俊也 新潮社 2600円プラス税)
以下アトランダムに・・
(1)決断できない日本(ケビン・メア 文春新書 780円プラス税)
(2)学歴貴族の栄光と挫折(竹内洋 講談社学術文庫 1300円プラス税)
(3)日本がアメリカを赦す日(岸田秀 文春文庫 581円プラス税)
(4)嘘だらけのヨーロッパ製世界史(岸田秀 新書館 1600円プラス税)
(5)東電OL症候群(シンドローム) (佐野眞一 新潮文庫 590円プラス税)
(6)海も暮れきる(吉村昭 講談社文庫 514円プラス税)
(7)隋唐帝国と古代朝鮮(中公文庫 1524円プラス税)
(8)西ヨーロッパ世界の形成(中公文庫 1524円プラス税)
(9)開国のかたち(松本健一 岩波現代文庫 1300円プラス税)
(10)孫文革命文集(孫文 岩波文庫 1140円プラス税)
(11)密閉国家に生きる―私たちが愛して憎んだ北朝鮮(バーバラ・デミック 中央公論新社 2200円プラス税)
以上。
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●最近、NLCの購読者やDVDの購入者の方々から心のこもったメールをいただくことが多くなりました。NLCやブログの記事の感想も詳細に書き込まれています。参考になります。ありがとうございます。
また先日の「日本ウイグル協会」主催の講演会の際に参加者の方に回答していただいた「アンケート」も読ませていただきました。
「大変良かった」が98%、「良かった」が2%で、それ以外(「普通」「あまり良くなかった」「良くない」)は0でした。また「次回の勉強会、シンポジウム、学習会への参加希望」の有無については、こちらもほとんど「はい」という答え。こうして、回答を読ませていただいた限りでは、何とか講師の役目は果たせたようです。「次もぜひやってください」というご要望もありましたが、こちらは全くの白紙です。
(参加の動機に「青木さんのファンだから」というのが、いくつかあって、さすがに照れました(笑))
●NLCの年内配信は22日が最後で、来年は1月5日が2012年の第1回目の配信になります。いずれも木曜日です。
1月は14日が台湾総統選挙です。そのレポートは22日(日)のライブトークで福島香織さんがお話ししてくださいます。是非ご参加ください。
●のびのびだった次の単行本の執筆を元旦から始めます。私は何の趣味もない男なので、これでいいのでしょう。ゴルフもマージャンも知りません。酒も全く飲めません。それでも楽しい人生です(笑)。
●「完本 1976年のアントニオ猪木」はこのブログでも大推薦でしたが、同じ筆者である柳澤健さんの「1985年のクラッシュギャルズ」を最近、読み終えました。こちらも期待にたがわず、大満足で、同じく大推薦。
恥ずかしながら、全日本女子プロレスの長与千種があれほど偉大な「プロレスラー」だったことを、私はこの本で初めて再確認した次第。(ともに文藝春秋・800円と1600円)
で、その柳澤さんを来年の春ごろ、NLCのトークライブにご招待することにしました。「番外編」「異種格闘技編」というわけで、NLC4周年記念講演です。
柳澤さんは出演依頼にただちに快諾いただき、早くも、二人で意気投合。『1976年のアントニオ猪木』も『1985年のクラッシュギャルズ』も『2012年のNLC』で楽しんでください。
アントニオ猪木論、UWFとはなんであったのか、プロレス・格闘技はどこに行くのか、大いに盛り上がろうではありません。
★なお3月は西尾幹二さん、関岡英之さんと3人の討論会を予定しています。
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12月15日、午後11時30分、NLC Vol.136を配信しました。
今回はテキスト配信です。
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2012年・本格化する中国経済危機
〜「怖い中国」が素顔を表わすとき
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12月9日、午前11時、NLC Vol.135を配信しました。
テキスト配信。タイトルは
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始まった新帝国主義の時代
~ピンチの裏にチャンスあり 最終回
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●野田総理の中国訪問が、中国サイドから突然一方的にキャンセルされるという異常な事態が発生しました。この事件の背景はそう単純なものではありません。彼の年内訪中はないと考えるべきでしょう。
これから日中関係は何があってもおかしくない状況に入ります。
で、急きょこの件の取材を始めているため、今回は発行日を1日延ばして、9日(金)にさせていただきます。ご理解ください。
●「日本ウイグル協会」主催の講演会のエッセンスをMY日本の会員である「AKIYO」さんが2回にわたり、公開しておられます。ありがとうございます。お体の様子はいかがですか。大事になさってください。
で、いろいろ見てみると、「青木直人を応援する会」という「コミュニティ」を発見!思わずのけぞりました(笑)。
書き込みも読ませていただきました。涙の出るような内容ばかりです。ご声援を裏切らないよう頑張ります。ありがとう!
●NLCの来年の講演会はこれまでと少し様子が変わります。
私の単独講演とゲストをお呼びしてのトークの2種類のメニューにしたいと思います。
現在1月、福島香織さん[台湾総統選挙]、3月西尾幹二、関岡英之さん[日本の自立]とトークのゲストはすでに決定しています。
現在、この後の出演候補者の方々に、コンタクトをとっていますが、私はNLCのゲストをいわゆる「保守系文化人」に限定する気持ちはありません。テーマも中国に限定しない。
予定調和な結論ありきのライブではなく、大いに脱線もしていきたいし、政治論、文化論もとりあげたい。
(内外の情勢報告と分析は青木直人単独講演でやります)
それがなんであるのかは、いずれブログでお伝えできるはずです。ずっと応援し続けていた読者の皆さんのおかげで、何とかここまで来ることができました。これからもよろしくお願いします。
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昨日講演をさせていただいた日本ウイグル協会主催の「日本の対中援助~ウイグル、チベットを侵食する『援助』を知る勉強会」について、報告しておきます。私のメールにも、参加者の方から講演の感想が届いており、激しい怒りの声で埋まっています。
日本の中国向け援助の実態は本当に不透明で、外務省のHPを見ても、データはいずれも、数年前の古いモノばかり(これは関係国すべてについて言えるのですが)、手抜きがひどすぎます。この体たらくで「ODA予算を減らすな」と言ったところで、世間には通用しないでしょう。
対中ODAは終わったとばかり日本国民は信じ込んでいますが、これがまず大嘘です。最大の原因を問われるべきは大手メディアが報道しないことで、もはや彼らに何を期待しても無駄ということなのでしょう。産経新聞の古森義久氏を除いて、このテーマを今後も新聞やテレビが掘り下げて報道することはまずありえないでしょう。
お笑いなのは、何かといえば頻繁に読者アンケートを行うことの多い新聞社ですが、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞らがこの対中援助の是非についてだけは、その種の読者調査をしていないことです。反対が圧倒的であることが分かっているからで、そうした「民意」が明らかになることは、援助継続と復活に反対しているわけではない彼らにとって不利な結果をもたらすという判断によるものでしょう。ちなみに、産経新聞の「対中ODA継続か否か」との投票結果は90%以上が「否」という結果でした。
いまや中国政府と日本の外務省の応援団は「日本を代表する大ジャーナリスト」田原総一郎か、中国側とODA予算で交流をしている東大の御用学者くらいのもの。彼らと政府は東電と癒着した「文化人」の関係に重なります。それでいて、例えば私のレポートなどに抗議をしてくるような元気のいい擁護論者は皆無というのが現実です。
(1)2003年に外務省があきらかにした「ODA大綱」には「核やミサイル保有」「人権弾圧」を行っている国への援助には慎重であれと書かれています。そうだとすれば、これこそまさに中国のことであり、対中援助は明確なODA大綱違反ということになるのですが、にもかかわらず、いまも援助は続いているといういい加減さ。
GDPで日本を追い抜き、世界第2位になった国に第3位の経済不況下にある日本国民がなおも、経済支援を続けることの異様さ。いったい政府予算のどこにそんな余裕があるのでしょうか。ないからこそ、消費税を10%にアップするのだということなのか。
これでは国民無視の終わりなき朝貢です。なめんじゃねよ、と声を挙げようではありませんか。
(2)2001年度から円借款による道路、鉄道など交通インフラ分野への援助は中止されました。中国の軍事力拡大に対する警戒感からです。そこまではいいのですが、問題は、日本政府が同時に、この時期に始まった中国の「中西部開発計画」への財政的支援として、今度は中国の内陸での道路鉄道建設に国民のほとんどが知らない財務省が管轄する国際援助機関・アジア開発銀行からの迂回融資を当てることを決めたことでした。これは当時の橋本・小渕両政権(いずれも中国と最も親しい自民党経政会派閥)と中国政府間の「密約」でした。外務省のODAで禁じた融資が、ナント、同じ日本の役所である財務省のアジア開発銀行から堂々と実行されるというミステリー。あなたはこんな事実を知っていましたか?
(3)アジア開発銀行の歴代の総裁はすべて日本の財務省の高官です。
同行からは総裁の積極的な姿勢を背景にして、あたかもそれが、円借款中止の「お詫び」であるかのように、数百億から一千億単位の大型プロジェクトが鉄道に、高速道路建設分野にぶち込まれ、いまも続いているのです。
交通網の整備。それは中国の現状においては、漢民族の資本とヒトがチベットやウイグルという少数民族地域に流れ込み、漢族化に拍車をかける結果と同意語です。また援助マネーのもたらす物質的な利益は工事の受注など、地元漢民族企業にもたらされることはあっても、肝心のウイグル人やチベット人たちが直接の恩恵を受けることはないのです。
日本国民であるあなたは祖国日本が最も大きな出資を行っているアジア開発銀行のこうした実態を知っていますか?
過去、韓国、フィリピン、インドネシアにおける日本からのODA疑惑を親の仇のように告発し続けた「人権の朝日新聞」も、こと中国についてはひたすら沈黙するばかりです。なぜ、中国だけは特別なのでしょうか。それこそ報道のダブルスタンダードそのものではありませんか。中国を批判しないのは「日本のマザーテレサ」を気取るアグネスチャンだけではないのです。
(4)不思議な事件もありました。1989年、あの天安門事件の直前、日本の某総合商社が当時、中国政府が禁止していた日本製の中古自動車を新疆ウイグル自治区に不法に輸出しているのです。この商社の名前はここでは書きません。彼らはいったい何の目的でこんなことをしたのでしょうか。実はこれもODAがらみの不正なのです。
繰り返します。日本人は誰もこんな事実を知りえていないのです。
私はこれまで中国向け援助とは?と聞かれたとき、いつもこう答えていました。ここは八つ墓村なのだと。うかつに足を踏み入れた瞬間、利権まみれの援助村の住人達から「たたり」があるのだと。さらに、八つ墓大明神のお札には「謝罪するならODA」と書かれているのだと。
昨夜の話はこの後も続きます。講演内容は、現在DVDに編集し、作成中です。
いずれ、NLCで販売させていただきますが、売り上げの半分は「日本ウイグル協会」の活動資金としてカンパさせていただきます。
私は今後も対中援助即時中止!の世論を高めていきたいと思っています。そうした場所を提供していただいた日本ウイグル協会に改めてお礼を申し上げます。
追加
講演には、加藤紘一氏が会長を務める親中国団体「日中友好協会」の会員の方が参加し、「俺は長い間中国にいたが、青木さんの話はみんな事実だ」と怒りを込めて、語っていたのが印象的でした。あの「日中友好協会」までが!というのが私の素直な実感でした。いまや、中国と極めて親しい団体の幹部ですら、騙される人はいないということなのでしょう。
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今日(12/3)は本当にお世話になりました。事前の準備や会場の設定など大変だったと思います。参加者の方も熱心に耳を傾けてくださって、講師冥利につきるような気持ちのいい話をさせていただくことができました。ありがとうございました。
二次会の鍋は美味でした。次はあんな高級料亭でなく、駅前の赤提灯にしてくださいね。私は気取った店は好きになれないな。
イリハムさん、廣瀬さん、ウイグル協会の会員の方々、そして足をお運びくださった皆さんに感謝です。また声をかけてください。
12月1日、午後7時半、ニューズレター・チャイナVol.134を配信しました。
テキスト配信で、タイトルは
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始まった新帝国主義の時代
〜ピンチの裏にチャンスあり(2)
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お手元に届いているかご確認ください。
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26日の講演の際に配布したアンケートを読ませていただいています。毎回毎回熱心に書き込んでいただき、本当にありがとうございます。感謝しています。
- 初めて参加した方の感想 「初参加でしたが、内容が充実していて大満足」、「とてもためになる話でした」、「とてもよかったです」と総じて好評だったようです。
- 話してほしいテーマ こちらは昨今の中国経済危機をうけてか、中国経済の行方、EU崩壊とその影響、そして中国における日本企業の実態などに関心が集まりました。これはNLCの会員の方に顕著です。
NLでは昨年前半からいち早く中国経済の変調を指摘し続けてきました。当時はどの新聞も「中国経済が世界経済を救う」などとおよそ的外れな記事を書きちらすばかりか、中国自動車「ブーム」が不振の日本自動車メーカーの救世主であるかのような解説も目立ちました。あれからまだ2年にもなりません。昨年(2010年)は11・4%だった中国のGDP。それが今では中国政府の担当者までが来年(2012年)は8%台といい始め、自動車団体の責任者が「ブームは終焉した」と発言しています。だとすれば、あの新聞の記事はなんだったのか。はたしてお金をとれるだけのものだったのか。しかしマスコミをマスゴミとののしるだけでは本当の情報は手にできない。今後おこりうる事態を正確に指摘しない限り、マスゴミ批判など所詮、ミニコミの引かれ者の小唄に終わるでしょう。
これから中国では社会の混乱が始まります。
それに伴い、中国ビジネスの実態を粉飾してきた日本企業が浮上してくるでしょう。オリンパス同様の「とばし」です。
こうした話もNLCで取り上げますが、悩ましいのは個別具体的な企業名はなかなか書けないことで、というのもブラック筋がこうした情報を企業恫喝の材料にするリスクが存在しているからです。悩ましいところです。「創価学会と中国」シリーズが長引いたため、なかなか取材に入れずにいるのですが、いずれにしてもアンケートのご意見は参考にさせていただきます。
先のとばしとは関係ないのですが、日本電機メーカーである東芝が先月中国に小学校をカンパしています。場所は浙江省で、生徒数は500人、坪数5000坪でサッカー場もあります。
カンパ名を希望工程といい、貧しい地域に学校を寄付するという趣旨の経済ボランティアで、東芝の場合、これが17校目になります。
中国ビジネスにはリスクヘッジとしてのカンパが不可欠です。これもまた中国における事業展開の必要経費ですが、すべてがオープンにされているわけではありません。中には株主訴訟の対象になりそうなものもあるのです。これからスキャンダルが出てきます。
祭りは終わったのです。
追加
ブログ『「ハシモトレボリューション」の行方』は反響がありました.橋下氏の評価について見解を異にするものもありましたが、私が言いたかったのはハシモトレボリューションを生み出したマグマのような現状に対する不満と怒りという「民意」の存在なのです。
それを知るがゆえに、与野党を問わず政治家たちが維新の会に殺到しているのです。このムーブメントに逆らえば落選が待っています。いまや、大阪で示されたこの「民意」は既成の政治的枠組みを粉砕するほどの力を持ち始めています。
その期待に応えられない場合、橋下氏も維新の会も弊履のごとく、捨てられていくでしょう。
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