若者たちが支払う根拠なき贖罪のつけ
●創刊号以来の読者の方からのメールをいただきます。3年もお付き合いしていると、名前だけで「あの人だな」とわかるようになります。何が嬉しいかと言うと、ずっと読んできてメディアリテラシーが上がってきたとか、正確に情勢が読めるようになったとかの言葉です。なかでも収入の多くはない若い方たちのそれが一番です。
●これからますます日本と日本を取り囲む情勢が激変します。反比例するかのようにマスコミ情報は劣化するばかりです。彼らの「従軍慰安婦」問題に対する沈黙ぶりと検証のなさは犯罪的ですらあります。事の本質は橋下大阪市長の事実ではあれ、稚拙で戦略性の乏しい発言スタイルにあるのではないのです。
●「ジャーナリスト」たちは、はたしてわかっているのでしょうか。日本が朝鮮女性を「暴力的に慰安婦にした」との作り事が、いずれ北朝鮮との正常化交渉の中で、「慰安婦に対する謝罪としての経済援助増額」という論理につながることを、です。「従軍慰安婦問題」は過去の話ではありません。これを認めるということは金正恩政権にとって、いま現在の、そして将来の日本からの援助を引き出すための強力なロジックになりうるのです。おりしも安倍総理は北朝鮮との外務省レベルの協議再開を明言したばかりです。
●援助の原資はもちろん私たちの日本人の税金。消費税も8%、10%とアップすることが決まっている。
繰り返します。こうした情勢のなか、事実の検証も乏しい根拠なき国民的「贖罪」意識は、北朝鮮への経済支援を合理化し、独裁政権の延命にと誘導されてゆく。この危険性を大手メディアは理解していないし、その可能性を1%も報じていない。
●ありもしない「歴史的事実」に立脚した膨大な賠償金をなんの責任もない若者たちが、子々孫々へと払わなければならないバカらしさと犯罪性。彼らは老世代の年金も医療費も負担しつつ、それでいて非正規雇用50%と言う足元の不確かな生活のなかにいるのです。そうした彼らの払う税金のなかから北朝鮮経済支援は行われるのです。この理由は明白です。「日本軍が朝鮮の農村で暴力的に朝鮮女性を拉致し、強姦して、軍専属の娼婦にした」からです。そして、それはいくら時間が経過しても、日本人であれば、半永久的に謝罪しつづけなければならない「原罪」だからなのです。
●「従軍慰安婦」記事をでっちあげた朝日新聞の犯罪性は実に大きい。だが彼らは今も記事の検証には沈黙するばかりである。
さらに朝日のふりまく「日本の韓国に対する民族的原罪」論のいかわがしさはこれを統一教会が盛んに宣伝していることです。こうなればもうお笑いでしょう。なぜなら朝日新聞記者襲撃事件「赤報隊事件」の犯人として根強く噂されているのがほかならぬ統一教会だからなのです。
●話を戻せば、若者たちが乏しい給与の中から払わされる北朝鮮経済支援という血税のばからしさを業界トップの給与を手にする安定雇用の朝日新聞記者が実感することはないのでしょう。
●ここまで読んできて、あまりにアホくさい話だとは思いませんか。そして「そんな話は今初めて聞いたよ」と感じませんでしたか。
私が胸を張りたいのは、こうした認識をNLCの読者だけは持っていることです。NLCは書いてきました。まだまだ書きます。
正確な情勢分析なしに日本はもうどうにもなりません。
金正恩政権は発足以来、中国に対する「自主」の姿勢を露骨に表面化させ、「核実験も自主権の問題」とアピールしています。
同時に、中国からの度重なる招請にも金第一書記は応じようとはしていません。
そうした北の伝統的な政治理念と政権の将来性を1月26日の講演でお話しさせていただきました。
収録時間は、2時間47分。
ご注文は、http://aoki.trycomp.com/NL/dvd.html から。
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