中国とTPP

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中国政府がTPPへの参加を検討中との報道がかけめぐっています。これについていくつかのポイントを。

●中国サイドのこうした意向は6月7~8日のオバマ米国大統領と習近平中国主席との初会談にあわせてリークされたものです。

●「中国がTPPに参加することはない」「TPPは対中包囲網だ」などとさまざまな「識者」の解説がありました。これがいかに主観的な「分析」だったのか。
3月20日の西尾幹二さんとのライブ「安部政権と新帝国主義の時代」の中で、私は「中国が今後TPPに参加する可能性はある。それは中国国内の事情からも十分想定できうる」と予想しました。
ここは極めて重要なポイントで、関心のある方はDVD Vol.33を参考にしてください。


●またニューズレター・チャイナのVol.144号「習近平を熱烈に歓迎した米国ビッグビジネス」(2012年2月17日配信)において、米中両国間の間で「経済関係強化に関する共同説明」が公表されており(1年も前に、です!)、そのなかで「双方はTPPとFTAなど地域自由経済協定の関連情報を共有することで合意」している事実を指摘しました。両国間に対立はあっても、それが直ちに対決にはつながらない重層的構造があることを見逃してはなりません。


●「TPPが対中包囲網になるなど一体誰が言い始めたのだろう」、
「単なる米中対決論は日本の一方的な願望ではないのか」。今年3月28日のブログ「TPPとFTA」でもこう書きました。
事態はスタートしたばかりですが、オバマ・習会談は反中イデオロギーと主観的願望だけで組み立てられてきたTPP幻想を明らかにするでしょう。


●それにしても、本当にこんなでたらめな「分析」と「評論」でいいのでしょうか。中国政府の「変身」を促した米国サイドのロビー活動については次号で詳細に触れます。





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