バーブ佐竹の歌声が聞こえる

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9月22日、午前7時半、ニューズレター・チャイナVol.219を配信しました。
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明らかになった日本の環境支援を見越した100都市開発計画
〜外資撤退中の中国は経済界の安倍圧力に期待
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■ニューズレター・チャイナが配信されないという場合は、http://aoki.trycomp.com/NL/haisin.html からご連絡下さい。

(以上、追記)
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●昨年12月、第二次安倍政権が誕生する直前、私はある講演でこのように話したことがあります。
「安倍晋三は政治家であって、革命家ではありません」。
その趣旨は安倍氏は日米安保を基軸とする親米保守に属する政治家であって、この枠を壊すような「革命的行為」に踏み切ることはないだろうという意味でした。
講演参加者の多くはいわゆる保守と呼ばれる方々で、誕生したばかりの安倍政権にたいする期待からか、私のこうした辛口の批評に不愉快そうに眉をひそめる若者も見受けられました。

●私は当時から「安倍氏はTPPにも参加するだろう」とも予想していました。これは政権誕生直後からでした。
保守系言論人の中には「TPP参加はマスコミのでっち上げであり、安倍さんが参加に踏み切ることない」と自信満々に語る人たちがいて、不安になったせいか、今年2月、3月ごろから私のところにもそうした方々から「安倍さんは本当にTPPに参加するのでしょうか」と言う内容のメールが殺到することになったのです。
罪深い話だな。これが私の実感でした。

●安倍氏と財界、財務省、あるいは中国韓国との関係。さらに2006年の総理就任直後の電撃的な中国訪問と「戦略的互恵関係」の締結。こうした事実を踏まえれば、安倍氏の本質が経済グローバリストにして新自由主義者であることは自明でした。

●喜劇は再現しました。それが今回の増税騒動です。様々な兆候から判断して安倍氏が来年4月に消費税増税に踏み切るのはまず間違いありません。その根拠は一昨日会員に配信したNLC通信9月号にも書きました。
しかし、いまに至るも「安倍さんは増税に踏み切ることはない」と信じ込んでいる一群の人たちがいるのです。

●保守のホープ安倍晋三の「裏切り」、つまりTPP参加と増税の決断のことですが、これだけの現実を前にしても安倍さんがそんなことをするわけがないと言い切る人たちの存在は不思議です。
彼らにあるのは合理的推論ではなく、盲目的な信仰にすがろうという没主体的な姿勢のようです。
私はかつて、そうした安倍支援者たちを「安倍さんおまかせ定食の人々」と名付けました。

●しかし、本来政治家の評価は政策ごとの是是非非であるべきであり、盲信こそ排除すべきものです。あの民主党政権のでたらめ極まりない売国政治に対する正当な怒りが安倍自民党に対するエールになるのは十分理解できるのですが、100%の政治家はいないのです。

●保守村から再びバーブ佐竹の「女心の唄」が聞こえてきます。
次の踏絵は10月の靖国神社秋の例大祭時、総理の参拝があるのかどうか。私の予想は10月上旬にNLC通信10月号で明らかにさせていただきます。もう結論は出ていると見ていい。福沢諭吉は「門閥制度は親の仇」と喝破しましたが、言論人にとって、一切の幻想、主観的願望こそが敵なのです。頼むべきはファクトの積み重ねと合理的な推論以外にありません。

●最後にもう一度バーブ佐竹の「女心の唄」を紹介しておきます。

あなただけはと信じつつ 恋におぼれてしまったの
心変わりが切なくて 募る思いの忍び泣き

どうせ私をだますなら 騙しつづけてほしかった
酔っている夜はいたまぬが 醒めてなお増す胸の傷

うわべばかりとつい知らず 惚れてすがった薄情け
酒が言わせた言葉だと なんでいまさら逃げるのよ
★(「酒」のところを「政治」に置きかえて歌ってください)

散って砕けた夢のあと つなぎ合わせて生きてゆく
いつか来る春幸せを 望み捨てずにひとり待つ

あなたはいまでもバーブ佐竹ですか?





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●次回の講演(9月22日・6時10分から 文京シビックスカイホール)では『中国経済危機と尖閣「戦争」に揺れる中国ビジネス』をテーマに取り上げます。私は昨年モルガンスタンレー証券における講演会で、これから中国の経済失速が始まり、中国国内の社会的諸矛盾が日系企業を直撃するであろうと指摘したのち、「しかし後になって今日の講演を振り返れば、まだあの時はよかったのだと回想することになる」と結論しました。当日は今後どんなチャイナリスクが発生するのかをレポートさせていただきます。
「誰も書かない 中国進出日本企業の非情なる現実」(祥伝社新書)でNLCの存在を知った方もぜひ足をお運びください。非会員の方もウエルカムです。


【NLC定例講演会】
『経済危機と尖閣有事に揺れる中国ビジネス
〜やがて中国版「ロッキード事件」が出現する?』
9月22日 午後6時10分〜
文京シビック・スカイホール(26階)
参加費:5000円
※予約不要・どなたでも参加できます。

中国当局が対日外交人脈ののクリーンナップを目的に日本からの不透明なマネーの解明に本腰を入れ始めています。
失踪した朱建栄がその一例です。

他方、日本の公安当局もまたこれまで手づかずだった中国ビジネスにおける「外国公務員贈賄罪」適用を念頭に日系企業の中国高官への「政治献金」の全容解明に踏み切りました。先ごろのトヨタ系子会社の幹部逮捕が実例です。

講演ではメディアが報じない日中の水面下の情報工作と経済危機の実態をレポートさせていただきます。






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定例講演会のお知らせ
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2015年2月15日(日)
午後6時10分から
文京シビック・スカイホール
参加費:5,000円
予約不要・どなたでもご参加いただけます。


2月22日(日)
午後1時半〜
長岡市 アオーレ長岡市民交流ホールB/C
参加費用 2000円
主催 アジア経済研究会にいがた




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