門田ブログ

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●以前からその仕事ぶりを注目している門田隆将さんのブログ(「名実ともに『空想的平和主義』の時代は終わった」4月9日付)を是非読んでほしい。門田氏はこの中で、ヘーゲル米国国防長官と中国の常万全国防相との激烈なやり取りを紹介し、会談において米国が尖閣防衛の姿勢を見せたことを評価しつつ、この米中両大国の尖閣をめぐる対立を日本はどう見ているのかと問題提議している。

●「中国ロビーの動きと大量保有する米国国債の『人質作戦』が功を奏して、尖閣が日米安保の適用対象外とされる可能性も否定できない」からだ。

●私は門田氏の以下の指摘に100%賛同する。
「日本には中国の代弁者である『親中派』のメディアや評論家が圧倒的に多い。彼らは『親中』を『親中国共産党政権』と勘違いしている人たちである」
「単なる中国共産党の代弁者になり果てたメディアや言論人の言うことをきちっと見極め、自分たちの生命・財産、そして領土を守るために毅然と対応してくれる人々を心から応援すべきである」。

●「中国の代弁者」は安倍政権の安全保障政策に「危惧」し、「暴走」を批判する。だがその一方で、歴史上ただの一度も民主的選挙を実施したこともない中国の体制に対する懐疑も警戒感もちゃんと表明したことがない。

●「中国の代弁者たち」は数年前に「中国経済生命論」を盛んに唱えていた。尖閣国有化で日中の対決が激化したのを見て、「最大の貿易相手国中国を失ったら、日本はダメになる」と国民を恫喝した。田原総一郎や「愛弟子」の古市憲寿がその代表的人物である。

●で、昨日の東京株式市場。3月の中国の貿易額がガタ減りで、上値は重かった。
日本との関係悪化とは無関係に中国経済は高度成長が生み出した負の遺産に呪縛され、経済縮小~貿易額の減少過程に入りつつある。
コストアップに耐えかねて、日系企業の撤退も加速する一方だ。

●尖閣事件とは無関係なこうした経済動向の意味や先行きを田原や古市は「冷静に、狭隘なナショナリズムとは無縁な立場」からぜひ解説してほしい。それを聞いて、彼らの「解説」に安心した投資家たちが再び数年前と同じように中国関連株に殺到するのかどうか。民主主義を守る、人権を擁護する。常々こう言い続けている「リベラルな言論人」たち。彼らは他方、独裁政権そのものである中国共産党には実に理解が深い。

●なんのことはない、門田氏が言う「中国共産党の代弁者になり果てた言論人たち」こそ、「日本軍国主義」を激しく糾弾しつつ、それでいて、同胞を2000万人も粛清したスターリンのソ連にはなんの疑問も抱かず、ただの一度の非難も行わなかった平成版の「尾崎秀実」なのである。

門田隆将さんのブログ
http://www.kadotaryusho.com/blog/index.html





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