講演のお誘い NLC講演会9月20日

『明治維新と「歴史修正主義」』

今回はリスエストの多かった歴史論をやります。

自民党の1強政治体制が続いているせいか、最近では、以前ほど政界で「改革」という言葉を聞かなくなりました。
とはいえ、日本人にとって「改革」と言えば、ほとんど例外なく明治維新に行きつきます。

事実、数年前にはそれをイメージした政党「維新の会」が誕生し、政界でも少なくない政治家たちが自らを「平成の坂本竜馬」に例えて、「改革の志」をアピールしたものでした。

しかし、翻って冷静に考えれば、明治維新とはそれほど賞賛されるだけのものだったのかどうか。維新と志士のイメージは国民作家司馬遼太郎氏などが作り上げたある種の「虚構」ではないのか。

革命には犠牲がつきものであり、既得権益を奪われた人々の運命は「改革」によって、一変してしまったし、敗者に属する人々は同時に革命の側にいた人々でもあった。

幕末ブームの中にはそうしたリアリズムと複合的視点がうかがえないものが多数あるばかりか、他方、「賊軍」とされた側にも「観光史観」と揶揄されるように、一面的な被害者意識だけを強調するものが氾濫しています。

たとえば、事実を検証してみれば、テレビなどで流されている白虎隊の「悲劇」も不都合な事実にはふたをしたまま、英雄伝説だけが繰り返し流布されているように思います。

勝者によって書かれた歴史に対する異議申し立てのなかにも装飾された歴史観が存在することを知っておきたいのです。

当日は次のようなことをお話ししたいと思います。

会津「被害者論」のあやうさ
  坂本竜馬を暗殺したのは会津藩松平容保
  戦場でのレイプは会津兵士もやっていた
  長州に匿われていた白虎隊生き残り飯沼貞吉

「花燃ゆ!」が描かない長州藩「革命伝説」

松下村塾は「学校」ではなく、革命家の養成所
  奇兵隊伝説はこうして作り上げられた

西南戦争のミステリー
  城山最後の夜、戦場を逃れた薩軍幹部

参加費用は5000円です。

9月20日(日)
午後2時10分〜
参加費:5,000円
場所:文京シビック・スカイホール(26階)
交通アクセス:http://bunkyocivichall.jp/access

※今回の時間は、夜間ではなく午後2時10分からとなります。