北朝鮮処分に向かう米中両大国

北朝鮮処分に向かう米中両大国 ~その後に控える日本処分

久しぶりにブログに書きます。半分は宣伝ですが・・

習近平中国共産党総書記の「特使」として北朝鮮を訪問した宋濤中央連絡部部長一行は肝心の金正恩朝鮮労働党委員長に会えないまま、帰国を余儀なくされました。

ですが、これも当然と言えば当然であり、「中朝友好相互援助条約」を締結、不仲になったとはいえ、で形式上は「同盟関係」にある北朝鮮に対して、やれ核を持つな、実験をするなと「命令」したばかりか、米国と肩を並べて「国連制裁決議に沿って」対北制裁を実行中の中国に金委員長が会見するわけがない。

それこそ、仮にそうなれば、朝鮮労働党が宗主国の前に土下座をして恭順を示すことを世界に見せつける結果になる。そんな事はできない。ことは俺たちと米国の話である。
これが北の基本姿勢でした。

事実、金委員長の代理として会談に出席した崔竜海・労働党副委員長は中国の宋濤部長に向かって「核実験をやめろと言うのは朝鮮労働党に対する内政干渉である」とこれを一蹴しています。

この時点、すなわち到着当日直ちに行われた習総書記と金正恩委員長の代理人による会談は事実上、習と金の「首脳会見」を意味していました。

この段階で訪問の目的は終わったのです。北は明確に中国にノーと言い、彼らの「大国主義的干渉」に対してハンカチを投げて抗議した。

ならば、もう中国側が金正恩に会見する必要などどこにも存在しなかったのです。

トランプ大統領が北に対しテロ支援国家再指定を行ったのは中国代表団の帰国直後のことでした。
米中による北朝鮮・韓国朝鮮半島共同管理という方向性がその輪郭を現わしてきました。これに成功すれば、両国の圧力は次に日本に向かうはずです。

さて、NLCはこの4月、習近平が訪米し、トランプと会見を行ったほぼおなじころ、定例講演を行いました。

タイトルは「実現するか、米中の【ニューディール】」(48日)
以下は講演内容のレジュメです。

こんなことを話したのです。

(1)米中関係
米朝の綱の引き合いにふらつく中国
米中首脳会談、習回答できず
高麗航空、丹東就航の意味
米国の対中圧力・中国企業制裁
金正恩は中国の言うことを聞かない
米軍の攻撃目標は「北のミサイル基地」

(2)北朝鮮
・一枚岩を貫けるか、金正恩政権

(3)日本
・政権崩壊後、中国が仕切る朝鮮半島
・釜山にまで南下する人民解放軍の前線

 

4月の段階で述べたことの多くがこれから現実化するでしょう。
11月末の現在、トランプ政権の強気と金政権内部の動揺(板門店亡命、軍高官の粛清)がじっくりとリアリティを持ち始めてきました。

こんなことを毎週書いています。アジア情勢に関心のある方はぜひ購読を。またこの講演会のDVDは1枚5000円で販売しています。

以上。

 

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